「……わかりました」
一拍、間を置いてからの彼の返事を聞き、私は自嘲の笑みを浮かべ、うつ向いた。
そして意地悪く笑い、クルリと振り向きゼロスを見る。
「約束、したからね?」
「でも、守らないかもしれませんよ?」
「そうかもしれない。でも……」
私は信じてる───。
「さて、本当にそろそろ戻らないとね」
「そうですね。では帰りましょうか」
「ん」
言って私達は歩き出した。
今頃、銀貨一枚食べ放題の店の店長さんを泣かせているであろう彼女達の元へ向かって。
隣に並び……まるで何事もなかったように。
あとがき
約束=宿命。
在り方の違う者同士の理───。
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