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「まぁ良いわ! 我がゾアメルグスターの呪いが掛かってる以上、お前はわたくしの手の中に居るも同然なのだから!」



胸を反らしながら、ビシッとリナさんに指を突きつけるマルチナさん。

それに対しリナさんは、自慢気に呪いであることを宣言され、心底疲れた顔をした。



「はぁ……と言うことは、この変な痛みはやっぱり呪いの所為」



その隣ではアメリアさんとゼルガディスさんがヒソヒソと囁き合っていたりする。



「でも……ゾアメルグスターって、あの人の想像で作った魔人じゃなかったんですか?」

「よっぽどリナが憎かったんだろう……怨念だけで呪いを完成させたんだ。大したオリジナリティだな」



オリジナリティと言うか執念と言うか……。

でもそうか、ゾアメルグスターは彼女の想像上の魔人。

道理で聞き慣れない名前だと思った。

そんな事を思っている内にも、マルチナさんはリナさんへの復讐を成し遂げようと事を進める。



「フフッ、痛みが返ってくる体で、どれだけ戦えるかしら?」



言って彼女は不敵に笑い、パチンッと指を鳴らした。



「モンスターの皆さん! 出番ですっ!」



マルチナさんの号令のもと、現れた彼女の配下達。

それを見てリナさんはゲンなりする。



「うわぁ、ごっちゃりと……」

「こんなに手下がいるのかぁ、スゲーな!」



感心するガウリイさんに対し、マルチナさんは鼻で笑う。



「ふっ! お金で雇ったに決まってるじゃない!」

『だぁっ』



その言葉に。

私を含む皆がその場にコケたのは、言うまでもない。

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