───陽が沈み行く中。
長かった戦いが幕を閉じ、私達は一人の青年が眠るお墓の前に佇んでいた。
「これでみんな終わったんですね」
「アルフレッドは可哀想じゃったがなぁ……」
花を添え、アメリアさんはポツリと呟く。
「……魔族と出会ったりしなければ」
その言葉に、何故かツキンと胸に痛みが走った。
隣を見れば、相変わらずマルチナさんと寄り添っているゼロスの姿がある。
私は目を瞑り、そっと視線を前へと戻した。
そこには、アルフレッドさんの父。
クリストファさんが佇んでいる。
「いえ、魔族にそそのかされたとは言え、己れの野望に溺れたのです。当然の結果でしょう……」
「でも……っ!」
悲しみから声を荒げるアメリアさん。
けれど、その続きが紡がれる事は無かった。
色んな、やるせない思いが渦巻いているのだろう。
その代わりとでもいうように、リナさんが思いの丈を呟く。
「それにしても、魔族は一体何を狙ってるの? アトラス・シティの時といい、何か大きな陰謀が動いてるみたいね」
「あぁ、魔竜王ガーヴか……」
「しかも、どうやらそれにあたしが絡んでる」
「何にしても、これからも厄介な事が続くみたいだな……」
ガウリイさんの言葉は、夕闇迫る空と相まって、更に重たい空気をもたらしたのだった───。
あとがき
渦巻く陰謀。
その先にあるものは───……?
ALICE+