「あ、ゼロス。今良い?」
「はい?」
「宿屋のキャンペーンで、アンケートに答えたら料金5%引きなんだって」
「へぇ、面白い企画ですね」
「それでリナさんに絶対答えなさいって言われたんだけど、コレ2人で答えなきゃならないみたいで……お願いできる?」
「なるほど……構いませんよ」
「良かった。それじゃあまずは1問目からね」
「はい」
1 あなたの名前を教えてください
「ユウ……と」
「あ、僕のもゼロスと書いといて下さい」
「ん」
「ところで、ユウさんのフルネームってあるんですか?」
「あるよ」
「あるんですかっ!?」
「何でそこで驚くかな……普通に考えてフルネームはあっても不思議じゃないでしょう?」
「まぁ、そうですけど……じゃあ教えて下さいよ♪」
「……内緒。」
「そんなっ!? 良いじゃないですかっ! 減るもんじゃないでしょう!?」
「まぁ、気が向いたら……その内ね」
「その内っていつですかっ!? 何時何分何びょ……」
ガツンッ!
「さぁ、次行くよー」
「ひ、酷い……」
2 年齢は?
「19歳」
「えっ!? ユウさん19なんですかっ!?」
「だから何でそこで驚くかな……」
「だって今まで教えて貰ったこと無かったですし」
「まぁ、聞かれなかったしね。それでゼロスは?」
「───それは、勿論。ひ・み・つ・です♪」
「今更、勿体振らなくても……別に私は千や二千でも驚かないよ?」
「……まぁ、でもアンケートにそう書く訳にもいきませんし」
「……それもそうね……」
3 性別は?
「女。ゼロスは男性型……で良いんだよね?」
「……まぁ、そうですね。僕たち魔族には性別ってあって無いようなものですから、好きな形をとってます」
「フェミール王国で女装した時はどうしたの?」
「あの時は女性の身体でしたよ。なので厳密に言うと女装ではないのですが……」
「…………じゃあ、私は同性にキスされたって事?」
「ぇ? いやぁ……まぁ、それは……あはははは。次の質問に行きましょうか♪」
「…………まぁ、良いけどね」
4 貴方の性格は?
「面倒くさがり」
「そのくせ面倒に巻き込まれるんですよね、ユウさんて」
「……ほっといて」
「僕は談笑してる相手を平気で掻き切るタイプらしいですよ(リナさん談)」
「へー……」
「な、何ですか!? その疑いの目はっ!?」
「別に……」
5 相手の性格は?
「犬」
「犬って……」
「だって、じゃれてくるじゃない」
「う……」
「それで? 私の性格は?」
「……とことんマイペースですよね、ユウさんて」
「ん。褒め言葉として受け取っとく」
「…………」
6 二人の出会いはいつ?どこで?
「あー……これは……」
「盗賊団跡地で初めてユウさんにお会いしたんですよね♪」
「………………」
「……ユウさん?」
「……私は教会なんだよね」
「え?」
「ううん、次の質問何かなぁって」
「えーと……次は……」
7 相手の第一印象は?
「忘れた」
「えっ!?」
「そういうゼロスは私の第一印象悪かったでしょう?」
「悪い……というか……不確定要素みたいな感じでしたからね」
「睨まれたんだよね」
「ぅ……す、すみませんでした」
8 相手のどんなところが好き?
「どんな……容姿? 性格? 仕草?」
「容姿と仕草は後で質問があるみたいですよ」
「じゃあ性格だね…………性格…………性格ねぇ?」
「ちょっ、何でそこで僕を見るんですかっ!」
「……いや、私ゼロスのどこが好きなんだろうと思って」
「えっ!? そこからっ!?」
「強いて言うなら……うーん」
「無いんですかっ!?」
「あ、マイナスイオンな所とか」
「……は?」
「ゼロスといると落ち着くからね」
「あぁ、そういう事ですか。それなら僕も同じですね。ユウさんと居ると、癒されます」
9 相手のどんなところが嫌い?
「嫌いと言うか……心配性が過ぎる所は困るかな」
「僕は心配をかけられ過ぎる所が困ります。どうして面倒臭がりなくせに、危ない事には首を突っ込もうとするんですか」
「別に危険な事を好んでる訳じゃ……それに危なくなったらゼロスが助けてくれるでしょう?」
「勿論です」
「なら良いじゃない」
「良くないですって……」
10 貴方と相手の相性はいいと思う?
「さぁ?」
「さぁって何ですか!? さぁって!」
「まぁ、悪くは無いとは思うけど」
「良いに決まってるじゃないですかっ!」
「……決まってるの?」
「ぅ…………多分……そうだと良いなと……」
「そうだね。相性が良いのと仲が良いのは別物だけど、やっぱり良い方が嬉しいかな」
「………はい」
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