12-1
小さな小さな蕾だった
不安定に震えながら 闇に浮かんでる
小さくても弱くても それは確かな希望だった
どんどん増す熱が 牡丹のように膨らんでいく
沢山の暖かさと 優しくて心強い言葉
そして思い出が はち切れそうに詰まってた
周りまで明るくなるの
そこはもう暗闇じゃなかった
拡散していくあなたの希望 四方八方へ光を届けるそんな姿はまるで 松葉のよう
柳の如く落ち着いた焔が 終わりの近い切なさを匂わせた
消える未来を想像して初めて 明かりの尊さに気付く
散り菊
花はみな散る
終わりがあるから美しい
人は終わりなきものに価値を感じない
美しさなんて嫌い
儚さなんてなくて良い
昨日歩いた道端に咲いていた花を気にもとめなかった自分が
大嫌いだ