1-9



「何話してたんだって…聞いて良いなら聞きてぇかも」
「…私の事必要だって、告白遮られた時の原因も…全部捨てるからこっち来いって、…言ってくれたよ」


ポーラータングからはその後、皆と話して新しい仲間の採寸とかして
一時間かからないくらいでバイバイした。

皆は…反応が色々過ぎたけど
結論いつでも遊びに来いって、連絡もしろって、そう言ってくれた。

でも結論がそうなっただけで、まぁ…色々あったし言われた。


あんなに怖かったのに、恐れてた最悪の結果になんてならなかったのに
それはそれで申し訳なくて落ち込む私が居て、私本当にどこまで面倒臭いんだろうって呆れしか感じなかった。


「それ言われても…ここに居てくれてるウイに、自惚れても良いの?俺」
「…正直嬉しかったよ。私今でもローを尊敬してるから」


皆が見えなくなるまで手を振って、あっちからももう見えないかなってそれをやめた時
引かれた腕の方向によろけたら、エースに抱き止められた。

苦しいくらいの力を心地好く感じながら、話させてくれても、なんて事ない顔してても、やっぱりエースも不安だったんだって思って
申し訳なさと嬉しさが込み上げて来る。


申し訳ないのは エースを不安にさせてしまったから

嬉しいのは 焼きもちを喜んでしまったのと
やっぱりエースと私は似てるなって改めて思えたから


皆の前で、エースは微塵も不安やツラさを出さなかった。
エースも自分を偽り慣れてる。


私達は似てる


「でも私が傍に居て欲しいのはエースだよ」
「…昼間はやっぱダメか?」


同時にお尻を撫でられて、笑ってしまった。

笑っちゃいけない。
エースは私にとってはドタバタだった時間を、一人不安な気持ちで待っててくれた。


でもその不安が取り越し苦労でホッとしてて
でもそれを確かめたくて 真っ昼間の今私を求めてくれてる

それも嬉しいんだけどね
私が求めるタイミングより少し早く 同じことを思ってくれてたのが堪らなく嬉しかった

同じ気持ちで でもエースの方が少し大きいんじゃないかって感じられて
幸せだった


返事の変わりにキスをした。


もう大分慣れたそれは 今でも埋まらない心の隙間を温めてくれるみたいだった

きっと私の心も エースの心も
全部が埋まった訳じゃない

でもそこを私達は温め合える





「ここじゃ流石に背中痛い」
「ベッドまで待てねぇ。ソファーで妥協な」


甲板で始まってしまいそうだった愛の交わりは、不具合解決の為一時中断。

お姫様だっこで私を運ぶエースの唇にかぶりついた。


やっと心の全てで この人を愛せる


42


destruct at reality.