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開いた門の奥からリムジンが向かってきた。門から出て来たと思ったら私たちの前に止まり窓が開いた。



「よお」

「……こんばんは」

「……」



見えた顔はもちろん跡部だった。三橋君、跡部の事ガン見なんだけど。おもしろい。



「あ、三橋君。この人跡部くん。氷帝の。」

「え、まじ?」

「まじまじ」

「アーン?誰だそいつ」



跡部の目が急に鋭くなった。というかちょっと睨んでない?…あれか、三橋君もなかなかのイケメンだから嫉妬か。やだねー、男の嫉妬って。



「あ、俺はこいつのー…」



チラッとこちらを見てくる三橋君。



「彼氏」

「ちょ、三橋君?!」

「………」



何を言い出すかと思えば!ちょ、何、なんで跡部あたしを睨むの?え、私に彼氏いたらダメなわけ?いや、三橋君は彼氏じゃないけどさ。



「て、嘘ー!んなわけねぇって、こんなチビすけが」

「酷い!」

「わりぃわりぃ」



ハハハと笑う三橋君とは対称的になんか険しい顔の跡部。んー、どうしたんだろ。よくわかんない。



「えーと、三橋君。クラスメイトだよ」

「そうか…」

「跡部はどうしたの?こんな時間に」

「…俺か?親父に呼ばれたんだよ」

「親父?」

「あぁ、仕事先にいるからな」

「ゴメン、なんか足止めさせて…」

「構わねぇよ、俺から話しかけたんだ。じゃあな」

「あ、うん…おやすみ…」



窓が閉まりリムジンは暗闇に消えていった。



「すげぇな金持ちって」

「ね。てか三橋君さっきめちゃくちゃビックリしたんだけど」

「あー、悪かったって」



電灯の明かりしかなくてよく分からないけど多分ニカッって感じに笑いながら頭をポンポンしてきた。三橋君、私をからかって何が楽しいんだろうか。まあ…Sだからか。



「それじゃ」

「ごめんね、ありがとう」

「おー、おやすみ」



120212



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勝ち気なエリオット