20「シェリー、ドーナツ食べに行こ?今日100円だよ100円」
「ん、いいよー」
うわーい、やったね!久しぶりにシェリーと放課後デートできる。今日は先生達の会議で午前中で帰れる。引っ越ししたばっかの頃は何かと忙しかったから遊べなかったんだよね。えへへ、ドーナツドーナツ。
「ねえねえ、知ってる?今日神奈川の立海大が氷帝に練習試合に来るらしいよ」
「まじ?超見に行きたいんだけど」
「立海の人達なんて滅多に見れないもんねー!」
「一日中練習試合みたいだから午後氷帝行かない?」
「行くー!」
クラスの女子達の会話から聞こえてきたけど、どうやら氷帝に立海がくるらしい。立海……仁王も立海だったね。何部の練習試合なんだろう。あいつ何部なんだろ。未だに知らない。ていうか興味がないだけ。練習試合の事も特に興味がなかったけど(だってシェリーとドーナツ食べに行くから)それとなく聞いてみた。
「ねーねー、その練習試合って何部?」
「あ!名前!名前も行く?テニス部の応援」
「あ、テニス部なんだ」
よくテニス部はイケメンがめっちゃいるとか騒いでたなあ…
「何々、名前もついにテニス部に…」
「行かない行かない、今日シェリーとドーナツ食べに行くもん」
「本当あんたそういうのに興味ないんだね」
「えー……それに三橋君とか古川君のがイケメンじゃん」
「え、古川はない」
おい、古川君ばっさり切られたな…。
「三橋君はもちろんクラスの王子だけど…」
「それはそれ、これはこれ」
「えー…」
私は絶対氷帝男子より三橋君を支持するね。
「とりあえず私は行かない。ドーナツが待ってるから」
「はいはい、分かったよ」
「いっぱい食べてきな」
「大きくなるよ、うん」
「は?チビじゃないよ??」
「ふふ、チビなんて言ってないよー」
くそー、クラスメイトみんな私の身長いじりやがって…今日はやけドーナツしてやるからな!
120213
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勝ち気なエリオット