51アイスのおかわりをもくもくと食べていたら女の子達がザワザワ、というよりソワソワしだした。彼女達の目線の先を見れば、ああ、納得。立海大テニス部御一行様がバーベキューをしてらっしゃいました。
「あー、さっきの子立海の子か。なんか見たことあると思ったら。昨日のエレベーターの所か」
女の子達がきゃいきゃい言ってるのをよそに私は次のアイスに手を伸ばしていた。花より団子とか言わない。
「名前、あんたはアイス食べ過ぎ」
「え、だって余ったら勿体無いじゃん?溶けちゃうじゃん?私が食べるしかないじゃん?」
「………」
食べ物は無駄にしちゃダメなのよ。
「あー、苗字、お前何個目だよアイス」
げ、三橋君にも見つかった。
「3個でございます…」
「さっ…3個?!お前食い過ぎ」
「シェリーにも言われた…」
「腹壊すぞ」
「え、私の胃腸の強さなめてるでしょ?」
「どんなだよ」
ここ何年もお腹をこわしたことがない私。胃の強さなら負けませんよ!
「てか、あそこで立海もバーベキューやってるじゃん。苗字の友達いんじゃないの?」
「あ…うん」
あえて自分の中で触れないでおいたのに…三橋君、変な気を効かせちゃだめよ…。
「楽しそうだね。うん」
苦笑い気味で返せば、どうしたんだという不思議がる視線を向けられた。
「そ、それよりさ、今日はこの後どうするの?」
必死に話を逸らした。
「あー、なんか自由らしいけどな。俺はまた海行きたい」
「私も!!せっかく来たんだしやっぱり海でしょ」
「お、じゃあ一緒に行こうぜ!」
「はいよー!」
ポイッとアイスのゴミをゴミ袋に入れ、荷物をとりにホテルに戻ることにした。
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