「こら!金ちゃん!走るんやない!」



風呂はすっげぇぇぇえええ(略)広かった。そりゃもう。室内の風呂は檜風呂でいい香りがした。外へ続く扉を開ければそこは露天風呂で、景色を一望できた。勿論金ちゃんは大はしゃぎで走り回っていて危ない。俺はというと体を洗おうと思い備え付けの椅子に腰掛けている。



「名前さん、背中流しましょか?」

「お?まじで?じゃあお願いしようかな」



いやー、ホントできた後輩ですよ。先輩感動しちゃう。




「今度は俺がやってやるから、座れ!」

「え…なんかすんません…」




財前を椅子に座らせて背中を洗ってやる。


こいつホント綺麗な背中してんなー。てか、ほっそいのにそれなりに筋肉ついてるし…さすがテニス部。白石のヤローもよく俺は無駄な贅肉とかついてへん、とか言ってるけど。

てか、やっぱいたずらしたくなるよな。


「………」

「…っん…ちょ、名前さんどこ触ってんすか!!」

「え?どこって、財前が気持ちよくな…っていってぇぇぇええ!なにすんだよ白石!!」

「お前は何風呂で盛ってんねん!」

「んだよ!いーじゃんか別に!しょうがねぇだろ?!」

「何がしゃーないや!謙也も何顔赤くしてんねん、見てへんで止めろや!」

「ふん…白石のけちんぼ」

「なんやねん!」

「くらりん達何してるの〜?」

「やかましいんじゃ!!小春との風呂邪魔しよって!!先出とんぞ!」




せっかく財前とイチャイチャしようと思ったのにー!くっそ、白石が水差しやがった!俺はしばらく不貞腐れ風呂に使っていた。だから何やら金ちゃんが露天風呂の縁にフルチンで立ちながら外に向かって何やら叫んでいるのを止める気にもならず放っておいた。


(その後全力で白石と謙也が止めていた)


140404






まえつぎ




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勝ち気なエリオット