「枕投げしたい」
「あかん」
「ケチ」
みんなで泊まりの醍醐味と言えば?!そりゃもう枕投げでしょーが!!なのに白石はダメの一点張り。俺&金ちゃんは駄々をこねまくる訳で。
「金ちゃんもやりたいよな?」
「やりたいー!」
「ほら!なー、謙也ー、やっていいだろ?」
「お、おん…」
「ほらほら!」
「あかん言うてるやろ?謙也は甘すぎやねん!小春とユウジはもう寝てるし邪魔になるやろ?!」
小春ちゃんは夜更かしはお肌に悪いとかですぐ寝ちゃったしユウジは小春が寝るなら起きててもしゃーないとか言ってすぐ寝よったし、師範と小石川はお風呂に入ったら眠くなったのか俺がアイス買って戻って来た時にはもう寝ていた。
「つまらんー」
「名前…まあ、しゃあないやん?みんな体休めたいんとちゃう?」
「謙也…」
まあ確かに今回の旅の名目は皆の疲れを癒そうと思って計画したものだから。にしたってなんもしないとかつまんない…。でも謙也の困った顔見たらしょうがないか、と思った。
「んー、しょうがない。金ちゃん諦めるか!」
「えー…」
「明日なんかうまいもん買ってやるよ」
「ほんま?!わーい!!」
なんとか金ちゃんを言いくるめ(?)白石に従うことにした。
「しょうがない。うん。枕投げを諦めた今、残る夜のお楽しみと言ったら夜這いしかない」
「あほか!」
「これ以上俺からお泊まりの楽しみ奪わないで」
「意味分からん」
「誰か襲われて」
「アホ言うな!」
「最悪旅館泊まってる女の子ナンパしてくる」
「絶対外出さへんからな」
白石が俺はかなり不毛な言い争いをしている。そんな傍で金ちゃんは明日何食べようか観光用の雑誌をはしゃいで見ているし謙也は俺と白石の言い争いをハラハラしながら見ているし財前は欠伸をしながらケータイを弄っていた。
「はい、もー寝た寝た!この時間が無駄やで?明日に備えてはよ寝る!」
白石がパンパンと手を叩き皆それぞれの布団に潜る。くそー。俺も渋々布団に入った。
140504
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