え、マジ知らない。俺は知らんぞこんな奴。俺の名前を呼びながら腰に腕を回してくる男なんて知らん。
「苗字、どうした?」
「誰っすか」
「酷いじゃないか。あぁそうか、久しぶりだから忘れてしまったんだな?」
「いや、知らないっすー」
「ならば私の熱い抱擁で思い出させてやろう」
「うぁ!?ちょ、やめろぉぉお」
「監督!!離れて下さい!」
跡部ナイス。今だけはお前が神様に見えるわ。
「どうした、苗字。暫く会わない間に素っ気なくなってしまったな」
「いや、何言ってんの」
現実逃避したいよ〜。
「跡部、なんで太郎がいんだよ…」
「俺も監督が練習を見に来てるとは思わなかったんだよ」
氷帝の変態監督こと榊太郎。こんなんがよく監督がやれてるよな。
「跡部やだ、俺ここにいたくない」
「あぁ…」
「苗字!!待ってくれ!何故行ってしまうんだ!!」
「うぉあ!ちょ、手を握るなよ!!!」
鳥肌止まんねぇよ!!!
140722
まえ|つぎ
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