11「なーになになにー?何の話してんのー?」
「あ!三橋くーん!三橋君も行こうよー」
「あんた三橋君連れて学生ホスト行くとか贅沢過ぎ!」
「いいじゃん!」
学生ホストの話で盛り上がっていると(主に2人だけ)三橋君も会話に参加してきた。うん、確かに三橋君連れて学生ホストとか…。三橋君だけで十分だと私は思うんだけど。
「学生ホスト…何それ」
「これ見てこれ」
「あのねー、氷帝の文化祭で学生ホストっていうのがあるらしいんだけど、それに行きたいねーって皆で話してたの」
いや、私ら言ってないよ…
「ウケる、なにそれ俺も行きたい」
まさかの?!食いつくの?!三橋君!!
「え、行こうよ。苗字も行くの?」
「んんえ?!いや、私はまだわかんない…ね、シェリー」
「氷帝の文化祭には行ってみたいけど、これは…」
「面白そうじゃん?行こうよ」
「んー」
「古川ー!これ行こうぜー!」
パンフレットを片手に古川君も呼ぶ三橋君。三橋君が何故学生ホストを見たいのか謎である。ホストって男の子だからね?!いいのか三橋君…。
「行く?…行こうか。どうせ氷帝の文化祭自体は行きたいし、あたし」
「そだね」
氷帝の文化祭にはシェリーは行きたいみたいなのでそのついでと言ってはなんだけど、学生ホストにも顔を出して見る事になった。
140603
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勝ち気なエリオット