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「なーになになにー?何の話してんのー?」

「あ!三橋くーん!三橋君も行こうよー」

「あんた三橋君連れて学生ホスト行くとか贅沢過ぎ!」

「いいじゃん!」


学生ホストの話で盛り上がっていると(主に2人だけ)三橋君も会話に参加してきた。うん、確かに三橋君連れて学生ホストとか…。三橋君だけで十分だと私は思うんだけど。



「学生ホスト…何それ」

「これ見てこれ」

「あのねー、氷帝の文化祭で学生ホストっていうのがあるらしいんだけど、それに行きたいねーって皆で話してたの」


いや、私ら言ってないよ…


「ウケる、なにそれ俺も行きたい」


まさかの?!食いつくの?!三橋君!!


「え、行こうよ。苗字も行くの?」

「んんえ?!いや、私はまだわかんない…ね、シェリー」

「氷帝の文化祭には行ってみたいけど、これは…」

「面白そうじゃん?行こうよ」

「んー」

「古川ー!これ行こうぜー!」


パンフレットを片手に古川君も呼ぶ三橋君。三橋君が何故学生ホストを見たいのか謎である。ホストって男の子だからね?!いいのか三橋君…。


「行く?…行こうか。どうせ氷帝の文化祭自体は行きたいし、あたし」

「そだね」


氷帝の文化祭にはシェリーは行きたいみたいなのでそのついでと言ってはなんだけど、学生ホストにも顔を出して見る事になった。



140603



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勝ち気なエリオット