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「ちょ、ちょっと!そんな事外では言ってなかったじゃないの!」

「……んー、分かった!行こうぜ古川、残念だけど」

「三橋君!」


急に跡部が意味の分からない事を言い出した。男子が入店しちゃダメなんて聞いてないんだけど!

なのに三橋君はニコリと笑って古川くんの腕を取り部屋を出て行こうとする。


「んじゃ、お邪魔しました。またあとでこの子達迎えに来ますんで…よろしくお願いします」

「……」


三橋君は跡部にそう言うと古川と出て行ってしまった。


「ねぇ、どういう事?せっかく来たのに」

「別にどうもこうもねぇよ。優先すべきは女の客だろ」

「それにしたって…」

「まぁ、せいぜい寛いでけよ」

「………」


跡部はそのまま指名されていたテーブルまで行ってしまった。



150325




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勝ち気なエリオット