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つまり私は沖田さんとお別れの準備、もとい告白する覚悟を決めなければいけない。
と、いってももう私の中の沖田さんへの気持ちは自分でも制御しきれないほど大きくなっていて、毎日抑えるのが辛いほどだった。
私の身体や心から溢れているこの気持ちを早く形にして外に出してあげたい、いつの間にかそういう気持ちの方が強くなっていたのだ。
早く沖田さんに好きと伝えたい。
自分の本当の気持ちを伝えたい。
例え今の関係が壊れたとしても、私の中に生まれたこの大切な気持ちを、無視し続けることはしたくない。
そんな事を考えていたらあっという間に3月になってしまった。
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銀魂高校には王子がいるらしい。
その人は私が思ったより坊やのような顔立ちで、その顔に似合わず腹黒いドSな性格で、でもやっぱり優しくて。
大勢に囲まれていても何だかいつも1人ぽっちで、たまにふと切ない顔をする‥‥
私の好きな人。
卒業式のこの日、
お日様がぽかぽかと安心する温度をふりかけて、春の匂いがほんの少し空気にまじって鼻をかすめた。
周りにも自分にも、ウソつきなのは今日で終わり。
(今日はどんな1日になるだろう)
家を出た時、空を見上げてそう思った。
卒業式は体育館で行われていた。
3年Z組。
ゆるそうな担任の先生はゆるゆると卒業生の名前を読み上げていた。
沖田さんが呼ばれた時だけ黄色い声援が飛ぶ。
1年生の私は後ろの方の席であまりその姿を確認することは出来なかった。
今日彼女をやめたら、この先どこかで沖田さんに会っても、多分こんな風に遠目でしか見ることは出来ないんだろうな、とぼんやり考えた。
在校生は先に校庭に出て、卒業生が退場してくるのを待つことになっていた。
周りで騒ぐファンは沖田さんが指令を出したのか剣道部の1.2年生が制止してくれていた。
もうすぐ卒業生がやってくる。
私は沖田さんへ渡す花束を見つめながら深呼吸をした。
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