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ー7話
聞き間違えでなければ、今私は高杉に好きだと告白された。
「オレを‥好きになれよ」
「っ、な」
「なんだよ」
「何で、命令口調なの‥」
「悪いかよ」
高杉の顔は真っ赤だった。でも目線はそらさず、1つしかない眼しが私を真っ直ぐ見つめていた。
頭の中でこれまでの高杉がぐわんぐわんと駆け巡る。
意地っ張りで、ひどいことばっかり言うけど、本当は優しくて、凄く恥ずかしがり屋。
「む、無理だよ。だって、私‥」
私には銀ちゃんがいる。
銀ちゃんは沢山の幸せと温もりをを与えてくれた。
「オレはお前じゃなきゃダメなんだよ」
「高杉‥」
「もう遠慮しねぇ。お前に振り向いてもらう」
嵐が始まる。
ーーーーーー
みんな違ってみんないい
嗚呼金子みすゞ先生‥私もそう思います。どちらかがいいかなんて順位も優劣も何も決められないのです。
あれ以来高杉に告白される夢ばっかり見る。
夢の中の高杉は真っ赤でこっちにまで心臓の高鳴りが聞こえた。
私はその心臓の音を聞いて泣いている。高杉に触れようとするところでいつも目が覚める。
やっぱり告白自体も夢だったのかな、と思っているとベランダの窓から本人が現れた。
「‥うす」
「あ、高杉」
朝6時。珍しくもう高杉は制服を着ていた。
「飯、作ったから食ってけよ」
「‥‥ん?」
頬を少し赤らめて今まで聞いたことのない台詞を吐く高杉に、やっぱり告白は夢ではなかったのだと思い知らされた。
「飯‥」
高杉の作ったご飯なんて、食べたことがない。
そもそもカップラーメンのお湯を沸かす以外に台所に立つ高杉を見たことがなかった。
「ほら、来い」
手を引かれベランダから高杉の家のベランダへ導かれる。
「なんでベランダからなの」
「ダメだったか?」
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