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ー12話
多分私はずっと自分の気持ちに蓋をしていた。
だからいつから高杉のことを好きなのかは分からない。
出会ってから時は流れて今、18歳。
やっと私は高杉への気持ちの大きさを思い知る。
「ま、待って」
「ダメ」
高杉が入院して1週間が経った。
まだ折れている腕のギブスはとれないが少しずつ高杉は回復をしていた。
今私はベッドに腰掛ける高杉の上に座らされ、ちゅ、ちゅ、と身体中にキスをされていた。
今まで当たり前のように掴み合いをしていた高杉の手が、指が、どうしてこんなに心臓を掴むのか。
触られたところが自分の身体じゃないみたいだ。
「った、高すっ‥」
髪を持ち上げられ首筋に顔を埋められる。
「お前んちのシャンプーの匂いする」
「んっ」
前だったらビンタでも喰らわしていたと思うが 、今となっては高杉に抵抗もせず、ただ頬を真っ赤に染めて形ばかりの反抗を見せることしか出来ない。
「っ、ここ、病院っ」
「その顔で言っても説得力ねぇよ」
「っ‥」
私は今どんな顔をしてるんだろう。
高杉は器用に片手でもぞもぞと私の制服に手を入れてきた。
流石にハッとなり、慌てて高杉の膝の上から降りた。
「あっ、テメェ」
「もうっ、ダメだってば‥」
冷めない頬の熱を感じながら、高杉に乱されたシャツのシワを伸ばし、スカーフを巻き直した。
その時ドアにノックが聞こえる。
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長夢
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