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裏にいる隊士達が危ない、そう思った瞬間勢いよく襖が開いた。
「主様、ごめんなんし。その女は手違いでありんした。わっちがお相手いたしんす」
深々頭を下げて入ってきたのはとても綺麗な遊女だった。
色白で整った顔立ち。
泪がのるんじゃないかと思うほどの睫毛。
薄く色付いたピンク色の頬とは対照的に光る、芯の強そうな瞳の色にはパッと見ただけで溺れてしまいそうだ。
まるで、慈愛の女神のような、禁断の天女のような。
その場にいる全員がその美貌にうっとりと見惚れて、一瞬固まってしまった。
「‥手違い?」
はっと我にかえって状況を理解しようとするが全然分からなかった。
一体この女の人は誰だろう。
こんなに美しい人なら花魁最高位の呼出しかもしれない。そんな人が何故この部屋に‥。
遊女はお構い無しに私の手を引き、高杉の膝の上から力ずくで立ち上がらせた。
「えっ、」
「走れ!」
強制的に立たされた瞬間走れと叫ばれて、背中をバシンッと押された 。
状況が理解出来なく頭がパニックになったが言われた通り、無我夢中で走って部屋を出た。
「え、みんな‥」
「よし、突入だ!」
部屋のすぐ外には仲間の隊士達がいた。
私が部屋を出たと同時にわーっと中に攻めいる。
「クク、名前てめぇ真選組かよ」
刀と刀が響く音がした。
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長夢
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