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ー14話


「こんばんはー」

仕事終わりにに万事屋のみんなとご飯を食べようと、鍋の具材を持ってきた。


「あ、名前来たアル!」
「こんばんは、神楽ちゃん」


神楽ちゃんが出迎え、中へと入れてくれた。


「おぅ」

銀時が少し笑って手をあげる。

「名前さん、初めまして」
「あ、噂のメガネ君」
「メガネって‥新八です」


前に話に聞いていた新八君が行儀よくお辞儀する。

「新八〜顔赤いアル」
「おいおい、新八。この女はやめとけ。顔はいいけど気が強ぇぞ」
「ち、違いますよ!」
「あはは、可愛いね、新八くん」
「いや、何かこんな綺麗な人が本当に攘夷戦争に出てて、今は男として真選組にいるのかと思うと不思議で‥」
「いや、お前名前の髪長げぇ頃なんてもっとヤバかったんだぞ。いつも高杉がこれ見よがしに撫でててよぉ、ヅラと坂本とムカついてたんだからね!」
「え、高杉って‥」
「あ、コイツあれだからね。高杉の女だったからね」
「っ‥」
「ちょっとその言い方何か嫌なんだけど。新八君絶句してるじゃん」
「女は色々あって大人になるアル」
「神楽ちゃん、君は何者なの?」


皆でお鍋を囲みながら、万事屋の3人がどう知り合ったか、どうやって過ごしてきたのかを沢山聞いた。
銀時は照れ臭そうに話をはぐらしたが、万事屋のことを大切にしてるのが分かったし、3人の絆も分かって本当に嬉しかった。




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