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全部話終わったころには朝陽が登り始めていた。
「‥ふぅん、まさか狙いが高杉とはねィ」
「なかなか言えなくて ‥すみませんでした」
「お前、高杉に惚れてたんだろ。斬れんのか?」
「‥斬りますよ。そのためにここに来たんで」
しばらく沖田さんは私の瞳を見ていたが、納得したのか、ため息をついて頭を掻いた。
「はぁ。散々な部下を持っちまったな、ほんと」
「‥あの、今は本当に高杉との関係とかないですからね。反幕府とか、狙ってないですからね」
珍しく心底辛そうな言葉を吐く沖田さんにおろおろと近寄ると、そのまま腕を引かれて抱きしめられた。
「別に‥真選組でお前が‥やりたいこと、やればいいでさ」
「‥は、い」
「ただし1人で抱えんな。何か動くときはまず隊長であるオレに言え」
「‥ありがとうございます」
そのまま布団に投げられる。
「わっ」
「眠ィ、寝んぞ」
「えっ」
沖田さんは当然のごとく同じ布団に入ってきて、また私の方へ腕を回してきた。
今までも気づいたら一緒に寝ていたことはあるが、抱きしめられて寝ていたことはない。
抱きしめられる力があまりに強く、離してと欲しいは言えない雰囲気だった。
(そもそも、私は‥今、離して欲しい気持ち‥ないのかもしれない)
そんな自分の気持ちを確信しないよう、沖田さんの腕にしがみつき、ゆっくりと目を閉じて眠りについた。
つづく
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長夢
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