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「っ…ふぁ」
自分の部屋に帰るなり口を塞がれる。
「っん、」
手首を掴まれたまま壁に追いやられて、息つく暇もなくキスをされた。
「っ、は、待っ…」
息が切れて窒素しそうだ。
頭がフラフラしてきた時やっと口を離してくれた。
「っはぁっ、沖田さ…」
「人が一生懸命巡回してる間になに土方といちゃついてんでさ」
「…え?」
「むかつく」
ギロリと睨まれまたキスをしてきそうな沖田さんを必死で止めた。
「ち、違います…!私はただ沖田さんが…」
「あ?」
「沖田さんが心配だったから、相談に行ってたんです」
「…何だよそれ」
「最近ずっと休まず働いてるから…その…心配で」
やっとここで沖田さんは手の力を緩めた。
「あの、高杉…のことは私も心配ですけど、無理して身体壊さないでほしいです」
ポケットから飴を出して沖田さんの手に握らせる。
「食べてください、朝ご飯…食べてないですよね」
沖田さんは飴を見つめて、少し笑った。
「ちょっと真面目に働きすぎたかねィ」
「はい」
「お前とサボって寝てる方が有意義かもな」
「私はサボりません!」
沖田さんは飴をぱくりと口に入れて、キスをしてくる。
今度はゆっくり優しいキスだ。
飴の甘い匂いがして目を閉じる。
沖田さんはゆっくり何度も唇を重ねた。
「お前、やっと大人しく受け入れるようになったな」
その声にハッとして目を開けるとニヤリと笑う沖田さんが見えた。
「えっ、違います!だって、さっきの息苦しいのよりマシだから、その…」
「照れるんじゃねぇや」
沖田さんは満足そうに笑い飴をバリバリ噛む。
「さ、昼寝でもするかねィ。布団しいて下せぇ」
「…は、はい」
この日以来沖田さんは、またいつものサボり魔の沖田さんに戻った。
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