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「それなりの罰は受けてもらわねぇとな」
「ば、罰?」
「部屋と風呂の掃除。あと玄関もな。外出も当分お預けだな」
「は、はい」
「あとは、そうだなァ‥」
「っふ」
突然グイと顎を掴まれ口を塞がれた。
「口開けろ」
「っあ」
「前みたいによ、思い出せ」
そんなこと言われなくても嫌でも思い出してしまう。
あの、初めての一夜を。
一気に顔の熱が上がった。
「やっあ」
「ちょっとは色気も出てきたか、クク」
晋助に触れられている部分からどんどん身体が熱くなっていく。
息をするのも苦しくなり、ぎゅっと目を瞑り大きく息を吸うが、途中で口を塞がれうまくできない。
晋助の身体もさっきよりずっと熱かった。
「っ苦しっ、はぁ、っしんす‥け‥」
「もっとオレの名前、呼べ‥」
「晋助っ、や」
「オレに勝手に、いなくなんな」
「ふぁ、ん‥」
何度も何度も唇を奪われ、噛みつくようなキスをされた。
晋助の言われるがまま口を開けると唾液が首に伝わりそこも舐めりとられた。
ちゅう、と音を立てて晋助の舌が首を伝う。そこからどんどん身体中へとおりていった。
「ひっあ、ん、‥ん、ダメ」
「あ?」
「ダメ。晋助、ダメ」
「なにがダメなんだよ」
「ほ、ほんとにもう、何がなんだか‥わかんなくなる」
もう頭の中はぐしゃぐしゃだった。
強がっていたが本当はあの日以来、ずっとまた晋助に触りたかった。
触って、触られて、自分と晋助の存在を感じたかった。
その白い手も、首も、唇も、全てを実感したかった。
晋助の左目の包帯をほどく。月の光が左目の傷に影を落とした。
「名前‥」
ずっと触りたかった。その傷も。
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チョコレートの匂いがして目が覚めた。
起きると布団の上でいつの間にか家へと帰ってきていた。
夢かと一瞬思ったが、身体が重く昨夜のことは夢ではなかったと知らされる。
「お目覚めかい、お姫さん」
声の方を見ると晋助がチョコレートを食べていた。
目が合うと二ィと不敵な笑みを浮かべる。
一方私は悔しいが赤くなってしまう。
「クク、お前すぐ赤くなんのな、ガキ」
「やだ、もう。晋助、やだ」
「てめぇ助けてもらっといてよくそんなふざけた事ぬかせるな」
「そ、そうだけど‥」
「それに昨晩のは合意の上だろが」
「えっ、いや、それはっ」
「あ?ちげぇってか?」
一層赤くなり慌てる私に晋助は楽しそうに笑ってチョコを渡してきた。
つづく
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