「ハー…勘弁してくれ。」
風呂から出ると辻川が無防備にソファで寝ていた。その姿か
らは拳銃触ったり警棒振り回したりしているのは想像つかないほど無垢な姿で、男の家だと言うのに警戒心もなくこうも寝られては手を出そうにも出しずらかった。
辻川のことは前から気に掛けていた。それはもちろん部下として、だったのだが最近ではどうにも可愛い小動物的なものに見えて仕方ない。キャンキャンキャンキャン、俺にあれやこれやと言うわりには懐いてきて照れやすいのか俺や他のやつらが手を出すと直ぐに顔を赤くさせるのも正直可愛くて堪らない。それに忘れていた女の柔らかさ、温かさ、匂い…それを唯一感じさせてくれるこいつは、俺にとってまさに癒しそのものだった。
今日だって命令と言って家に来させたものの下心90%だ。
でも美味しい美味しいとご飯を食べてくれる姿を見てまた
癒されてしまうんだからすごい。その上お泊りルートに突入だ。今日の俺はついてる。これは押せばやれる、そう思った矢先のこいつだ。
サイズの合っていないジャージに化粧を落としたその姿はいつもよりあどけなく、俺をその気にさせる材料としては十分だった。しかし髪を乾かしている途中だったのか、というか途中で寝るか普通。子供か。
俺は辻川の頭を撫でるとそれが気持ちよかったのか、先ほどよりふにゃりとした顔をした気がした。あ、やばい。可愛い。俺はそーっと隣に座ると、彼女のふわりとしたいい匂いと自分と同じシャンプーの香りがして思わず顔がにやける。
こうした感情を久しく抱かなかったのに、この部下にまんまと絆されてしまった。
「辻川、起きないとキスするぞ。」
「……すぅ、」
「俺は言ったからな。」
流石に顔を半分顔を埋めていたため唇にはできなかった。
俺は頭、額、耳、頬と唇を落とす。あ、やべ自制できる気がしなくなってきた。もっとしたい、あわよくば唇にして舌割り込んでぐっちゃぐちゃにしたい。そしてとろとろになった辻川をそのまま押し倒して、それで…。
「…なに、やってんすか。」
「……あ。」
「っ最低!!最低!!さいってー!!」
「いや、ごめんあの、」
「部下の隣でお、お、オナニーすなあああ!」
初めて部下に平手打ちを食らった夜でした。