コヅケンのこと世界一愛してる(完)
【超人気グラドル!!辻川みのり突然の現役引退!!芸能界も引退!?】
【辻川みのりおめでたか!?異例の引退発言!!】
『いやぁびっくりしたニュースでしたねえ』
『男の夢が詰まったような人でしたからね、ショックで倒れてる人は多いんじゃないでしょうか?』
『既に昨日のTwitterトレンドにはみのりロス死、俺たちのみのりと入って話題になっているようです』
「ふぁ……」
起きたのは昼のエンタメ情報番組の時間だった。プロポーズから翌日には事務所へと引退の相談を持ちかけ、ようやくこの日解禁されたようだ。業界への名残惜しさなど一切無く、寧ろ清々しさでいっぱいだ。
横を見るともう旦那様の姿はなかったのでお仕事行っちゃったんだなぁと少し寂しくなる。てか先に起きて朝ご飯作るとかすべきじゃんわたし…と思いつつ昨日の夜がめずらしく盛り上がって学生みたいに何度も何度もしたことを思い出し鈍い腰の痛みと恥ずかしさがぶり返す。
【身体平気?昨日ごめん、やりすぎた】
【夜ご飯買って帰るから寝てて】
「……ん〜〜すきっっ!」
【大丈夫だよ!たまには昨日みたいのも研磨とだったらしたい♡】
【お家で待ってるね!】
【スタンプを送信しました】
今日も昨日より研磨のことが好きになるなぁ、結婚して、毎日一緒にいて、好きのメーターって壊れることないのか不安になる。
研磨はああ言ってくれたけどまあずっと寝こけるわけにもいかないから起き上がり出来る範囲の家事を始めた。夜ご飯、何買ってきてくれるのかなあなんて、それだけじゃないけどより一層研磨の帰りが楽しみになった。
「おかえりなさい!」
「……ただいま」
「研磨!研磨!」
「……ん」
帰ってきた研磨にキスを求めると最初の頃こそえー…と言ってたけど今はもう文句もなくやってくれる。わたしはそのままぎゅーってして早く中入れて…と呟く研磨の行く手を阻む。
「ニュース、凄かったね」
「あー…まあ、そりゃそうなるでしょ。人気なんだし」
「ふふ、でももうわたし研磨だけのものだよ」
「……はぁ、もうそのあざといの勘弁して」
世界一愛してるっ!
end.