約束の誓い(side M)
好きってなんだっけ、と思うほどまでその言葉は衝撃的だった。
「あ、え、」
「っ急にすみませんっ…、わたし、夜久さんのお気持ちも考えないでこんなこと」
「いや!いやいやいや!その好きって、……俺のこと、恋愛対象として好きっていう…こと、ですか?」
「……あ、の、」
「……やばい、にやける」
言葉が詰まってる状態、だけどその顔は頬も赤く染め恥ずかしそうに視線を合わすことも出来なくなっている彼女を見れば答えは少し考えれば分かることだった。両思いになるってこんなに嬉しかったっけ。
「辻川さん。俺、辻川さんが好きです。俺と付き合ってくれませんか?」
「………わたし、でいいんですか?」
「辻川さんがいいです」
「っ……子供、いるし…、」
「美真ごと愛しますって」
「、恋愛、ずっとしてなくて…下手くそかも」
「ははっそれは俺も。初心者通し言い合ってやってきましょうよ」
「そ、それは嘘!夜久さんこんなにかっこいいのに彼女がいなかったことあるなんてっ」
「かっこいいって思ってくれてたんだ」
「っ……そりゃ、思いますよ」
「すげー嬉しい。でもほんと彼女なんて片手が余るくらいしかいたことないですって」
「……………」
「だから不慣れですがよろしくお願いします」
「……はいっ」
こうして俺は辻川さんと付き合える権利を手に入れた。
「もう今日は遅いから泊まっていってください」
「っえ!?いや、あの」
「美真も寝てるし起こすの可哀想ですし…あ、敬語じゃなくてもいいですか?付き合った、わけだし……」
「あっもちろん。で、でも迷惑ですし家に帰りますっ」
「辻川さんも敬語なしね。あと迷惑じゃないから、寧ろ帰るってなったら俺心配で家まで送らないと」
「そ、れは……」
「美真がいる時は辻川さんにも手出さない。約束する」
「……………」
「俺は2人を守りたいんだ」
彼女は目を見開いて驚いていた。やべ、調子乗って滑ったな〜と思ってたら辻川さんは持っていたカップを置き、お風呂お借りできますか?と俺に尋ねた。思わず胸の中でガッツポーズした。
着替えのスウェットとバスタオルを渡してリビングに戻るとまた喜びがふつふつと湧き上がってきてソファの上で小躍りしたのは内緒だ。