今日やっと影山くんが帰ってくる。ご飯とか気合を入れすぎたかもしれない。とにかく待ち遠しくて、影山くんから【あと少しで家につく】というメッセージをずっと見てしまう。
そして鍵を開ける音がし、私は走って玄関に向かった。
「ただいま、」
「おかえりなさいっ!」
「…あー…辻川だ。」
「影山くん、お疲れさま!荷物預かるよ!」
「あざっす、…その前に、」
影山くんは私の頬に手を添え、綺麗な顔がグッと近づく。私は流れで目を閉じるとそっと唇が重なった。触れるだけで一度離れたと思えば、もう一度重なり、深く口付けられる。私は思わず座りこみそうになって、そんな私に影山くんは腰に手を回し支えた。
唇が離れても銀色の糸がわたしたちを繋ぎ、私は思わずそのまま影山くんに抱きついた。
「はぁっ、かげ、やまくんっ 」
「…可愛すぎ。」
「っ……、」
「寂しかった?」
「…う、ん、」
「会いたかった?」
「うんっ、」
「俺も。」
影山くん、おかえりなさい。