季節は冬。
東京に越してからもう半年が過ぎていた。私は一応新しい学校に転校したけどほぼほぼ病院通いだった。そして大きな手術を控えることになる。
「みのり、頑張れよ。」
「…うん。お父さん、ありがとう。」
「脈絡のない感謝はやめなさい。」
「…でも言っておかないと後悔するかもしれないから。」
「そんなこと絶対にない。」
「うん、そうだね。じゃあ行って来るね。」
この手術に成功すれば、完治することができる可能性がぐっと上がる。けど失敗すればリスクも大きかった。
私は負けない。これは戦いだ。勝ってもう一度、影山くんに会う。皆ともう一度、再会するんだ。
長い、長い、私の戦いが始まった。