朝日での目覚め。ただそれだけなのに幸せに感じる。携帯を見ると影山くんからの連絡が入っていた。頑張れ、烏野。
春高バレーの中継の時間になり、テレビを付けると烏野の皆が写っていた。みんな変わらず元気そうな姿に安心した。そして最後に入場した影山くんも、少し緊張した面持ちで、でも堂々としていてかっこよかった。
「すごいなあ…。」
ここまで、来たんだ。みんなここを目指して頑張ってきたんだ。できるだけ長く、この舞台に立っていられますように。
「烏野、ファイト!」
私は小さな声で声援を送った。
試合終了。
1回戦を勝利で納めた烏野の皆は輝いていた。すごい、本当にすごい。そしてまだまだ影山くんのバレーが見れることがすごく嬉しかった。
『それでは本日素晴らしいセットアップを見せてくれました影山選手にお話を聞きたいと思います。影山選手、おめでとうございます!』
『ありがとうございます。』
「影山くん、だあ…。」
喋ってる影山くんを見るのは久しぶりで、テレビ越しなのに何だかドキドキしてしまった。
『今日は日向選手との超速攻連係プレーに皆さんが圧倒されました。明日からも楽しみにしています!』
『はい、頑張ります。あ、少しいいですか。』
『はいどうぞ!』
『…こっちも勝ったぞ!』
「っ…か、げやまくんっ…、」
受け取ったよ。離れていても、私たちは繋がっている。そう思った。