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「ん…………ん?」
目が覚めました。あれ、昨日わたし…あみちゃんと会って…セロファンがいて……ダイナマイトが……、
「っダイナマイト、……夢……?」
辺りを見渡すと見覚えのないレイアウトの部屋。あれ、そもそもここどこ………?
「起きたか」
「っ!?ダ、ダイナマイト……!?」
「……家でその名前呼ぶな、仕事モード入らなきゃいけなくなんだろうが」
「えっ、あ、え、あの、」
「あーきょどってんのウゼェからやめろ。じゃなきゃ説明しねえ」
「っぅぅ〜、……ここ、どこですか?」
「俺ん家」
「おれ!?んち、……は、あの」
「テメェが昨日寝こけて家言わなかったからだからな。ちなみに一ミリも触ってねえ」
「は、はいっ…あの、本当にごめんなさい、ご迷惑をお掛けしました…」
「本当にな、帰る準備しろ」
私は焦ってベッドから起き上がると昨日のままの服を着ていてどうやらダイナマイトの言うことに間違いはないらしい。もう本当、恥ずかしくて何よりヒーローの貴重な時間を私なんかに割いてもらってしまい申し訳なさが勝ってしまう。あ、やばいまた泣きそう。
「わたし、ここに来たこと誰にも言いません」
「当然」
「お家も忘れますっ頑張って忘れます!あとダイナマイト…えと、爆豪さんの素顔も、忘れますっ、これ以上迷惑は絶対にかけませんっ本当にすみません!」
「……………」
「……あの、じゃあわたし、行きますね。本当にダイ……爆豪さんの貴重なお時間にすみませんでした、お世話になりまし」
「てめぇ名前は」
「えっ……名前、は辻川みのり……です」
「……ふん、テメェが忘れようとも俺に迷惑かけたやつは忘れねえ。それに俺は大爆殺神ダイナマイトだ、略してんじゃねえ」
「っ……はいっ!」
やっぱりわたしも忘れるのをやめよう。大爆殺神ダイナマイト、または爆豪さんのことを。