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「は〜美味しかった……」
「クソ髪みてえな食い方しやがるなてめぇわ」
「?クソ髪?」
「こっちの話。あーさすがに腹いっぱいだわ」
「……あの、爆豪さん?」
「あ?」
「……そもそもなんでわたし、爆豪さんとご飯食べてるんでしょうか……、わたしただのファンなのに、ファンサービスがすぎますよねこれ……」

そもそも大爆殺神ダイナマイトはファンサービスしないことで有名だし寧ろファンサしたら大爆殺神ダイナマイトじゃないというかただ人を助けるヒーロー活動をしているところがカッコよくてそれでも事務所の方針なのか知らないけどたまに出る雑誌のインタビューとかかっこよすぎて凄くてその月だけ雑誌の発行部数すごいらしくて印刷業界から神様と崇められてるくらいだから本当はもっと出てもいいのにそうしないところがまあカッコよくて好きなんですけど

「だーーうっせえな!ぶつぶつデクみてえに喋んじゃねえ!」
「デク!?わたしヒーローデクも大好きです!」
「あ?てめぇが好きなのは俺だろうが!」
「はい!大爆殺神ダイナマイト様がナンバーワンです!」
「……フンッ、てめぇを連れてきたのは俺が案外てめぇを気に入ってたからだ」
「……へぁ、?」
「連絡先教えろ」
「………………」
「…………おい」
「…………む、む、むりですうううううう!!!!」
「ああん!?てめぇ俺のこと好きなくせに断んじゃねえ!!」
「むっむり〜〜〜!!!」

この後もわたしと爆豪さんの仁義なき戦いは続いた。









「あ、あのお金を……」
「てめぇのそういう空気読めねえところもデクにそっくりだな」
「うっ……わたしのことは貶してもいいのでデクのことは貶さないでください…………」
「何某アイドルみたいなこと言っとんだ」
「大爆殺……爆豪さんもエンタメとか興味あるんですね……」
「一般常識」
「……じゃあまゆゆが引退したのは……」
「は?誰だそいつ知らねえ」
「………………」
「おい行くぞ」
「えっどこへ…?」
「うち」


う、うち……!?急展開すぎてまた頭がパンクしそうです。