火神くんと朝ごはん
良い匂いがして、起きてキッチンに向かうと火神くんが早起きして朝ご飯を作ってくれていた。エプロン姿の火神くん。「……はよ、まだ寝てていいぜ」
でも、お腹が空いて眠れないから、火神くんの料理する姿をぼーっと観察する。おみそ汁に、卵焼き、焼き鮭、白米。あれ?和風なんだ。
「朝はご飯派なんじゃねーの?」
ちゃんと覚えてくれていた。朝ご飯が出来たので、いただきますと手を合わせて2人で朝ご飯を食べる。
「朝、結構適当に済ませてた」
「そうなの?」
「まぁ、時間が取れた時は凝ったやつ作りてーなってなるけど、一人暮らしだから一人で食べるだけだし。てかこうやって誰かと朝飯食べるの久しぶりつーか」
「……」
「何泣きそうな顔してんだよ」
「朝ごはん、食べれる時は一緒に食べよう。私と一緒に食べたいから今日作ってくれたんだよね?」
ちょっと照れた顔の火神くん。
「……別に……んなこと……あんま見んなよ……ああ、そうだって」
「後、ご飯粒顔にずっとつけたままだよ」「それは早く言えよ」
「いつか毎日朝ごはん食べれる仲になりたいね」
そんな平和な朝の一コマ。
(2022/07/15)