2 -正夢
あの日から、私は丸一日意識を取り戻さなかったらしい。
体には何も異常はなく、ただのショックだった様で。
「私が寝てる間…、家のこと任せちゃってごめんなさい」
「いえいえ…! 滅相もありません」
警察の協力もあり犯人は逮捕された。
使用人も軽い怪我で済み、警備も今まで以上に厳重になった。
もう、事件は解決したのだけれど、まだ怖い。
「ねぇ、花枝。赤いネクタイのひと、見ていない?」
「赤い……。ああ、マフィアの方、ですか?」
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