「父の寝言」

#名前2#は父親が大好きなパパっ子だ。世界で一番父親であるアポロが大好きだ。父親と母親は、ロケット団に所属していた。したっぱ兼ジムトレーナーをしていたときの、先輩と後輩の関係からはじまり、最後は最高幹部とその秘書の関係だ。そしてロケット団が解散してから今に至る。

「昨日、パパの寝言がうるさくて寝れなかった。」

「それは、すみません。」

と父親の寝言がうるさくて、眠れなかったことを#名前2#は、ぐずった。愚図る彼女に、彼は謝罪した。

「パパ、寝言で『サカキ様バンザーイ!』って言ってたよ?」

「サカキ様…懐かしい名前ですね…」

「サカキ様?」

「私とお前のお母さんの上司であり、尊敬するお方です。今どこに居るのやら…」

とアポロは遠くを見つめて言った。