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夏、全国大会も終わって、俺達は来年に向けて歩む。
先輩も引退して、少なくなった部員で、また練習の日々だ。

裕次郎からはひなと連絡を取っているのかと聞かれた。
帰るときに、会わなくていいのか、とも。

「裕次郎んかいや関係ねーらんさぁ!」

持っていた缶を握り潰して言えば、裕次郎が目を丸くした。
知念が握り潰された缶を、俺の手から奪う。

「落ち着け、凛」

そう言われても、俺は落ち着いてる。
そう思ったけど、俺の手は、身体はわなわなと震えていた。
それを視界に入れて、落ち着いてないことに気付く。

あぁ、辛い。
恋愛が、こんな辛いものだとは思わなかった。