8
いつも傍に居たひなの体は、抱き締めればとても小さくて。
愛しくて。
「わんこそ。
にーふぇーでーびる、凛ちゃん」
耳元で囁く声が、くすぐったかった。
俺は、やっと君を手に入れられたんだ。
君の隣に、居られるんだ。
もう、本土にとられはしない。
もう、怖れなくていいんだ。
そう思っていたのに。