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降谷零が、覚悟を決めたのがわかった。
それが嬉しい。
彼が、私を信じてくれたのだ。

「ヒントは、“ママ”。
信じているわ、降谷零」

胸に作ったハートの中を銃弾が通り抜け、私の胸をエグっていく。
感情を得てしまえば、今までの自分の生活がただ恐ろしかった。
私は人を殺して生きてきたのだ。
ひとりやふたりじゃない。
何百何千という命だ。

きっと、感情が無かったんじゃない。
気付かないうちに、心を守っていたのだ。
だからあの日、私はひとりじゃ眠れなかった。
冷たい床の上で、誰かに責められたような気がした。
でも、温かいベッドの上はもっと責め立てられたように感じて、怖くて怖くて仕方がなくて、彼に助けを求めた。
なんて自分勝手なんだろう。

ごめんね、ママ。
私は出来の悪い娘だった。

ごめんね、お父さん、お母さん。
娘は罪を犯しました。

そしていま、またひとつ罪を重ねたの。
あのひとに、ひとを殺させてしまった。

ごめんね。
そして、ありがとう。
貴方のおかげで笑って逝ける。

でもね。
でも、本当は。
貴方と一緒に笑ってみたかった。

贅沢かな。
でも、願うだけならいいよね。



愛しているよ。