伊作先輩は実は愛者の術使い?!ノ段



次のお題はその3「伊作先輩は実は愛者の術使い!?」

潮江先輩、食満先輩、七松先輩にきいた。

小平太「でだ、私はこう思っている伊作は、愛者の術で留三郎を操っている!」

キリ丸「えっ!?伊作先輩がですか?!」
しんべヱ「わぁ〜イ特ダネだ〜イ!」

留三郎「ないない、あいつがそんなに腹黒いはずがないだろう!?」

文次郎「まったく、何を言い出すやら‥‥な?乱太郎」
乱太郎「そうですよぉ〜!!」

小平太「う〜ン、乱太郎‥‥お前は保健委員として誰よりも伊作の近くにいる‥‥」

乱太郎「‥‥はぁ〜」

小平太「ズバリ聞こう、留三郎がいない時伊作に不運なことは起きないんじゃないか?」

留三郎「小平太!バかなことを聞いているんじゃないぞ!!」

乱太郎「うぅ〜ン?そういわれれば、」
留三郎「え?!」
文次郎「…ふふん、ほ〜レミろ!」

乱太郎「不運っていっても、烏に追いかけられたり蜂に刺されたぐらいですかねぇ〜

ア、そうだこの間池のそばに薬草を取りに行ったんですけど!
アマガエルが伊作先輩の顔に飛びついてきてしりもち着いたところに栗が落ちていて、痛いって飛び上がったところ気に入頭をぶつけて〜〜〜〜〜!!!」

ト色々上げてくる不運の量を話し出す乱太郎に唖然とする六年生ときり丸たち。

乱太郎「まぁ、その程度ですから不運じゃないかもしれないですけどね」

「「「「はぁああ〜!!」」」」

しんべヱ「乱太郎」
きり丸「乱太郎の不運のレベルがマヒしてる‥‥」

留三郎「俺達が見ている不運一つの裏に千の不運があるんだなぁ〜」

小平太「伊作‥‥疑って済まない」


その時丁度近くを通りかかった伊作が乱太郎たちを見つけて駆け寄ってきた。

伊作「あ、みんな集まってなにやってるのぉ〜!!ダッ!!」

何故か駆け寄ったすぐ近くには落とし穴が落ちていてその穴にはまった伊作。

伊作「いたたた」

留三郎がすぐに手を伸ばし伊作の手を掴んで引き上げる

留三郎「あぁ〜伊作大丈夫か?ホラ!」

文次郎「そうだ!お茶飲むか?上手いのが手に入ったんだ!!

予算はやれないが、包帯ぐらいは撒いてやるからな!」

小平太「団子たべるか!?団子」

それぞれが思いつく限りの伊作への労りの声掛けをしながら笑っていた。
伊作は「ありがとう」と言いながらも突然のことに戸惑いを隠せないでいた。