障害物競争の段

僕たちは足が速い乱太郎を競技の一番手にだした。
第一チェックポイントでは、まず風呂敷に包まれた赤・青・黄色の中から好きなものを選べと書いてある。
乱太郎は黄色のものを選ぶとクマのぬいぐるみだった。

どうするのかを聞いてみると同じ競技に参加しているドクタケ忍者にそれを着て走るんだと教えられて乱太郎はえぇーーーと声を上げる。

乱太郎はクマの着ぐるみをきながら重みに耐えながら走る。第二チェックポイントに行くと稗田八方斎が先に行ったドクタケ忍者隊の一人に飴玉の棒を渡して先に行かせるが乱太郎も遅れてやって来てもらおうとするが飴玉が入っている木の箱に顔面を押し付けて「手を使わずに食べろ」と大人げない対応をする。

口の中にたくさんの飴棒を詰め込まれて苦戦していた
乱太郎にきり丸としんべヱが何してるんだよー、かんちょうはいやだぞ!?と急かす中八方斎が先につかないと大変なことになるぞと怪しい笑みを浮かべる。


そんな中一人大人げなく先についたドクタケ忍者の一人が丈高から名刀の刀を差し出された。

丈高「遅れてきた乱ちゃんにはメモリ付きペーパーナイフ」

と差し出してきたのできり丸と乱太郎が思わずずっこける。

そんな中静かにしんべヱは欲しいとねだる

乱太郎「ちょっと待ってよ、ペーパーナイフでどうやって名刀兼光と戦うの?!」

丈高「大丈夫、このペーパーナイフには虫眼鏡までついているすぐれものなんじゃ!」

きり丸が実際に虫眼鏡のほうを覗き込み感心していた
きり丸「ふむふむ、よくできている。」
しんべヱ「僕にもみせてよぉ〜」

乱太郎「どこがいいんじゃあ〜!!」

「確かに、こんなので名刀に勝てたらある意味凄いな」

ドクタケ「乱太郎!勝負だ〜!!」
きり丸「しんべヱ、蒼真!乱太郎を助けるぞ」
しんべヱ「絶対無理だよ!」←
乱太郎「あきらめんなよ!!」

ドクタケ忍者の一人が乱太郎に切りかかるがきり丸と僕で女装しているドクタケ忍者の一人の羽衣に釘を打ち動きを止めて乱太郎が虫眼鏡の光の反射を利用して火をつける

ドクタケ「まったく、子供のくせにえげつないな…
くんくん、…ん?何か焦げ臭いなぁ〜」

乱太郎「虫眼鏡攻撃〜!!」

ドクタケは火をつけられて熱がりながら乱太郎をと狸小僧と言いながら追いかけまわしている。
その様子を少し離れた屋根の上から見つめる利吉と土井先生は…。

利吉「土井先生、どうもあの長屋が気になりますね」
土井「窓が6つあるのに戸口が5つ」
利吉「戸口がない部屋が一つある?」
土井「つまり隠し部屋だ」

利吉「となると歯輪銃はあの隠し部屋のなかですね?!」

土井「まて、乱太郎が危ない。」
丈高「おい、勝負がつかんではないか!なんとかせい!」

八方斎「仕方がないおい、あのがきんちょを打て!!」←

はいと返事してドクタケの忍者の一人が銃を言われるがままに構えて狙うが、子供を打つなんてかわいそうというが打て打てと命令するために乱太郎に狙いを定める忍者をみつけた

「っ、!乱太郎が危ない!」

しんべヱが頭突きで稗田八方斎めがけて攻撃し倒れる本当は銃を狙う忍者を狙っていたようだったが、それに続いてきり丸も頭突きで丈高を気絶させる。
最後に残った忍者は利吉の手によって気絶させられた

僕は乱太郎が壁に追い詰められているのを見て乱太郎を庇うため必死に走る。

ドクタケ「小僧…これまでだなぁ」
乱太郎「ひぃいいー!」

「乱太郎〜!!危ない!!たぁあ〜!」

いつの間にか自分のてに収まっていた刀を手に持ちドクタケ忍者の振り下ろした刀を間一髪受け止めるが所詮は大人と子供初めのほうと同じように力で押し負けられる

「……ぐぅ、」
乱太郎「蒼真?!」

「乱太郎、今のうちに逃げろ!」
乱太郎「え、無理だよ蒼真を置いてなんていけない」

「この状況でいるほうが危ない!乱太郎がいなくなったらすぐに僕も逃げるから!早く!」

さらに力が加わってもうだめかと思ったとき忍者の後ろから「動くな」と言われて誰かが来たのがわかる。

忍者から銃を奪った利吉さんだった。

「「利吉さん!!」」

動くと撃つぞと脅す利吉に打てばいいと忍者が言うとすぐに銃声が鳴り響いた。打たれたと思った忍者は痛がるそぶりを見せるが利吉「お前をうってはいない、屋根瓦を狙ったんだ」というと「紛らわしいことをすんなこのへたくそー」というがその直後に屋根瓦が一枚頭上に落ちてきて混乱状態にあったドクタケ忍者を放置して僕たちのところへやってきた。

利吉「よく頑張ったな、乱太郎…蒼真」

戸口のある所へ行こうというので混乱している忍者は放置して土井先生たちと合流した。

利吉さんは戸口のところに布の切れ端を巻いてみたといって外側から観察する。

乱太郎「ぶら下がっていない窓が一つあるね」
土井「そこが隠し部屋だ…盗まれた銃もきっと」

その部屋があると思われる場所へ長屋の中に侵入するが白い壁しかなかった。

道具を使って開けるしかないという土井先生の判断だったがしんべヱが頭突きで壊そうとするが顔面に豪打して鼻水がかべにくっついて終わった乱太郎ときり丸が壁から放そうとするがその拍子に壁が横にスライドして開き始めたのだ

戸口の付近に風呂敷の上に置かれた銃はバラバラに分解された状態だった。

しんべヱは壊されたと大泣きする
利吉「その件については八方斎から話があるそうです」といっていつの間にロープでつないだのか利吉が持っているロープには八方斎が縛られていた。

八方斎「まぁ聞け…我がドクタケ城は新式の銃を盗み出しのそのからくりを調べて同じものをたくさん作るつもりだったんだが……」

どうやら分解したまではよかったが同じように組み立てられなくてそのままになってしまったようだ……

まぁ、この感じの銃なら前世で組み立て指揮を見た子覚えがあるから………組み立てられるかもしれないが…。

と考えていると八方斎が出口を教えるからそれをもって逃げてくれというのでそこからとりあえず脱出することになった。