それぞれの委員会活動の段

僕と土井先生はこうして突然の思い付きで乱太郎たちと一緒に学園内を歩くことになった。

長屋を周りくノ一教室のほうまでやってくると乱太郎たちが青い顔をしていた。

「‥‥どうしたの?」

乱太郎「あ、…いやぁ‥‥」
きり丸「ちょっとな‥‥あはは苦笑)」
しんべヱ「‥‥!ぶるぶる)」

三人とも苦笑いシタリしんべヱなんか震えている‥‥
くノ一教室に何があるというのだろう‥‥?

土井「あはは‥‥まぁ、苦い思い出があるんだよ‥‥」

とフォローした。何があったんだ‥‥?一体‥‥

土井「ここがくノ一教室だ‥‥先生は見たことあるだろう?山本シナ先生だ
何か困ったことがあれば私でもいいし、相談しにくければシナ先生にするといい」

シナ「あら‥‥もう来たのね!待っていたわよ!

私が山本シナよ?何か困ったことがあればいつでもくノ一の子たちか私に相談してね?

ニコッ)これ着替え用の着物と寝間着よ」

はいと渡されたのは可愛い着物と寝間着だった

「ありがとうございます」

シナ「いいのよ‥‥本当はくノ一に来てもらったけど‥‥たまには遊びにきてね?

みんなそわそわしてるから!」

「はい!ありがとうございます」

そわそわって‥‥僕をそんなに早く殺したいのだろうか?←
怖い‥‥ガクブル)←

土井先生が失礼しますと言って僕たちはその場を後にした。

乱太郎「‥‥はぁ〜緊張した‥‥」
きり丸「流石に今回は何もなかったな」
しんべヱ「よかった〜」

と口々に喜んでいた。

「?」

首をかしげていると土井先生が「気にするな」と苦笑いしながら僕の頭を撫でた。

土井「ここが医務室だ‥‥怪我をしたとき具合が悪い時はここで治療を受けると言い

っといっても最初に来たからわかるか!中には顧問の「新野先生」がいらっしゃるから」

顧問‥‥?

土井「失礼します、新野先生いらっしゃいますか?」
新野「‥‥はい、いますよ‥‥おや‥‥?」

乱太郎「私たち、案内をしているんですよ!」
伊作「乱太郎!丁度いいところに、これから委員会があるからそのまま残ってくれないか?」

乱太郎「あ、伊作先輩!」

伊作「さっそく仲良くなれて安心したよ!」

傷の痛みはないかい?と付け足すように聞いてきた。
僕の方を見てニコッと微笑んだ‥‥あれも演技なのだろうか?←
心の中では僕をどう殺そうか悩んでいるのかな?
もしくは医務室だから毒殺‥‥とか?こわっ

「‥‥ぁ、はぃ‥‥ダイジョウブデス‥‥お世話になりました‥‥」

土井「なんで片言‥‥?」

上級生だと緊張するんですよ!!察してください←

伏木蔵「乱太郎ぉ〜!きり丸、しんべヱ」

乱太郎「あ、伏木蔵!」

「‥‥ふしぎぞう?」

きり丸「俺達と同じ一年生でろ組なんだよ!」

伏木蔵「‥‥あれ?見慣れない子がいる‥‥もしかして一年生?」

「‥‥ぁ、」

しんべヱ「今日から一年は組に編入してきた夜神 ユキナちゃんだよ!」

伏木蔵「‥‥ぇ、もしかして‥‥女の子?」

「…うん」

伏木蔵「なんで忍たまに?」

土井「まぁ、色々あるんだよ‥‥あはは、彼は一年ろ組の鶴町伏木蔵だ」

伏木蔵「鶴町伏木蔵です‥‥よろしくね?ユキナちゃん」

「こちらこそ‥‥よろしくお願いします」

と頭を下げてみた。

乱太郎「伏木蔵は私と同じ保健委員なんだよ?」

「‥‥保健‥‥委員?」

首をかしげながら復唱する
保健委員ってこの時代にもあるんだ‥‥

乱太郎「ちなみに善法寺伊作先輩は保健委員の委員長なんだ!」
伊作「顧問は新野先生だよ!」

きり丸「伊作先輩は不運大魔王って言われる異名を持つほどの不運の持ち主でもある」
伊作「‥‥きり丸‥‥その呼び名はやめてくれ苦笑)」

きり丸「あ、すみません」
しんべヱ「乱太郎も不運小僧って言われるほど不運な目に遭っているんだ」
乱太郎「あ、しんべヱ!人が気にしていることを!!」

しんべヱ「ごめぇ〜ん!!乱太郎、怒らないで」

「‥‥あはは‥‥」

伏木蔵「そういえば、ユキナちゃんは委員会にはいらないの?」

土井「そういえば‥‥そうだな、委員会の見学も兼ねて回ってみるか!」

「ぇ?!」

土井先生が閃いたように呟く。
乱太郎「あ、それいいね!!」
しんべヱ「うんうん」
きり丸「みんなきっと血眼になって勧誘してくると思うけどなぁ〜」

こわっ‥‥血眼って‥‥

乱太郎「もぅ、きりちゃんそんな物騒なことを言わないでよぉ〜!」

土井「それじゃあ、明日から1日体験ということで各委員会を回ってみたらどうだ?

まずは‥‥保健委員からということで‥‥どうかな?伊作…新野先生」

新野「私は大歓迎ですよ?」
伊作「ぼくも!問題はありません!むしろ保健委員にきてくれるとうれしいなぁ〜」

とさりげなく勧誘してくる伊作さんに顔を引きつらせながら「あはは」と受け流す。
ぼく…明日から少しずつ寿命が削られていく気がします‥‥

むしろ、命は‥‥もつんでしょうか?遠い目)

乱太郎「じゃあ、私があした案内するよ!」
伊作「頼んだよ?乱太郎」
伏木蔵「ぼくも!一緒にいくからね大丈夫だよ!」

「…ぅん、ありがとう…ふたりとも」

しんべヱ「あぁ〜!乱太郎たちだけずるい!僕の用具委員会にもきてよ!

喜三太も一緒だから!」

「‥‥よ、用具委員?」

しんべヱ「うん!壊れたものを修理したりするのが仕事なの!」

きり丸「俺んところにも来いよ!図書委員だし優しい先輩もいるぜ!」

乱太郎「…ただ、ちょっと委員長が‥‥怖いんだけどね汗)」

「‥‥ぇ」

きり丸「乱太郎!そんなことをいうなよ!中在家先輩だって優しい先輩だぞ?!

ただ‥‥ちょっと無表情なだけだから誤解されやすいいだけなんだよ!」

「‥‥あ、そうなんだ」

大丈夫か!?それ‥‥
まぁ、僕も人の子と言えた義理じゃないか‥‥←

土井「とにかく!今日は学園の案内にして明日からは保健委員から各委員会を1日体験して、その後に決めるっていうことで!解散!」

「「「はぁ〜い」」」

僕は土井先生と共に案内をされながら広い学園をまわったのでした。



「‥‥面白いことを聞いたな‥‥ニヤリ)」

その話を誰かが聞いていたなんて‥‥この時は梅雨しらず‥‥明日を迎えることとなった。

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