一年は組へ編入の段

この世界に来てから三日目の朝
熱が下がり新野先生から出歩きの許可をもらった。
伊作さんと新野先生の看病のおかげですっかり元気を取り戻したのです。

相変わらず視線を感じるが特に何かをするわけでもない
監視の人達の用だ‥‥。

まぁ、監視されるのもなれているけど‥‥。

土井「お、伊作と雪奈じゃないか‥‥もう出歩いていいのか…?」

伊作「はい、新野先生に許可をいただいたので」
土井「なるほど、なら丁度よかった部屋を案内するからこっちに来てくれ」

「はい」

土井「ここがお前の部屋だ‥‥
生憎一年生の長屋は空きが無くてな‥‥離れていて申し訳ないが
上級生の長屋に近い部屋になる。

その近くには事務室と職員室があるから何かあれば遠慮なくきなさい」

「はい‥‥」

上級生の近く‥‥か、医務室の天井にいた人たちも恐らく上級生何だろう
怖いな‥‥寝ている間に殺されたりしないかな‥‥

俯いていると土井先生が「どうした?」と声をかけてくる

「‥‥ぁ、‥‥ぃぇ‥‥」

土井「何でもないわけないだろう?‥‥不安があるのか?」

「‥‥はぃ‥‥正直にいえば‥‥寝ている間に殺されないか‥‥不安です」

土井先生は「あぁ〜‥」と納得したように頭をかきながら困った表情をしていた

土井「さすがのあいつらも‥‥一年生の編入生を襲ったりはしないと思う。

君が変な行動をとらなければ…いずれ誤解は解けるだろう…
警戒もな‥‥しばらく辛抱してくれ‥‥」

「‥‥はぃ‥‥まぁ、見張られるのには慣れているので問題ないです」





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