乱太郎side
山賊に襲われてから三日が過ぎた翌朝
私たちはかすり傷程度だったのですぐに部屋へ戻されてしまい
それからというものお見舞いに行くことはできませんでした。
土井先生たちにしばらく医務室は立ち入り禁止と言われてしまったのです。
委員会の仕事はどうすればいいですか?と聞くと伊作先輩も「大丈夫ゆっくり休んでいるといいよ」と言われてしまって大人しく授業を受けていた。
あの子のことがとても気にかかっていた。
山賊を蹴散らして僕たちを助けてくれたあの女の子のことが
しんべヱ「ねぇ‥‥あの子どうなったかな?」
きり丸「あの子って‥‥俺達を助けてくれた女の子のことか?」
しんべヱ「うん、土井先生があの後運んで行ってくれたけど僕たちそれから会えてないんだよ?変じゃない?」
きり丸「あぁ、そういえば先輩たちも少しピリピリしてたっけ‥‥」
乱太郎「もしかして、見知らぬ子供を連れてきたから間者だと思われて警戒されているのかな?」
悪い子じゃないと思うんだけど‥‥
そうじゃなかったら態々、危険を犯してまで助けに来たりしないと思うし。
しんべヱ「もしかして‥‥殺されちゃった…とか?」
青ざめながら言うしんべヱにきり丸が「縁起でもねぇこというなよ!」と怒る。
乱太郎「そうだよ!しんべヱ」
しんべヱ「ごめん‥‥でも、なんだか‥‥そんな感じがするんだもん」
「なんの、話をしているの?」
背後に聞こえてきたのは一年は組の学級委員長「黒木 庄左エ門」だった。
乱太郎「庄ちゃん、団蔵!」
きり丸「実はかくかくしかじかで」
きり丸がこの間起きた出来事を二人に教えた。
庄左エ門「‥‥そんなことがあったんだ…」
団蔵「それで‥‥しんべヱが顔を青くしてたんだね?」
しんべヱ「‥‥うん」
兵太夫「流石に、すぐ殺されたりはしないと思うけどな〜」
喜三太「そうだよ!いくらもし間者だったとしても‥‥怪我をしている子供にぃ〜
手を下すなんて‥‥しないと思うなぁ〜」
いつの間にかクラス皆が私たちの話に加わっていた。
虎若「大丈夫だよ!きっと元気になるまで余計な心配を懸けたくないから
面会を禁止にしてたんだと思うよ?」
庄左エ門「虎若の言うとうりだよ!土井先生が来た時に聞いてみればいいんじゃない?」
乱太郎「そうだね!」
とみんなに話を聞いてもらっていると心が落ち着きを取り戻していくのを感じた。
カーンカーンという授業始まりの鐘がなりひびいたのが聞こえた。
同時にドアが開かれて土井先生が入ってきた
土井「お前ら〜席につけ〜授業を始めるぞ!」
これはチャンスかもしれない。
乱太郎「土井先生!」
土井「なんだ?乱太郎‥‥」
乱太郎「あの‥‥あの子‥‥どうなりましたか?」
きり丸「あ、それ俺も気になってた!」
しんべヱ「元気になったの!?」
土井「あぁ〜待て待て‥‥実は今日から新しい編入生を紹介するぞ〜
入りなさい」
ガラガラと静かに入ってきたのは乱太郎たちが心配する張本人だった。
土井先生の隣までやってくると静かに私たちを見つめた
土井先生は黒板に名前を書きだす「疾風 ユキナ」と‥‥。
土井「皆も知っているとは思うが‥‥学園長の提案で一年は組の忍たまに編入する形となった。歳はお前たちよりも二つ下だ。
しっかりフォローしてやれよ?それじゃあ‥‥自己紹介を頼む」
「‥‥疾風 ユキナです‥‥迷惑をかけるかもしれませんが‥‥よろしくお願いします」
とぺこりと小さく頭を下げるとパチパチとパラパラ拍手が起きる。
もしかして‥‥私たちと一緒に忍たまを目指すってこと?!
やったぁ〜!仲間が増える!
窓際の席についた。
席には庄左エ門と団蔵がいるその間に座った。
いいなぁ〜庄ちゃんと一緒か〜
まぁ私たちの席はすでに満員だからしょうがないけどねぇ
庄左エ門「よろしくね僕は黒木庄左エ門っていうんだ1年は組の学級院長をしているんだ
何か困ったことがあればいつでも相談してね?」
「あ、よろしくお願いします黒木さん」
庄左エ門「庄左エ門でいいよ?あと敬語はなし呼びやすい呼びかたでいいよ?
みんなは庄左エ門か庄ちゃんって呼んでるから」
「じゃあ庄ちゃんで」
乱太郎「あぁ〜庄ちゃんだけずるい!私たちも自己紹介とお礼したいのに!!」
土井「お前ら‥‥騒ぐな‥‥一人ずつ質問していけ!」
庄左エ門たちの周りにすぐに集まる私たち。
乱太郎side end
庄左エ門「じゃあ、一人ずつ自己紹介と質問をしていこう」
団蔵「はい!」
庄左エ門「はい、団蔵から」
団蔵「えぇ‥‥僕は加藤団蔵です…所属は会計委員だよ!馬はすきかな?」
「…へ?馬…?ですか‥‥乗ったことないのでわからないです」
団蔵「今度乗せてあげるよ!」
兵太夫「じゃあ、次はぼくね!1ねは組笹山 兵太夫です
からくりが大好きな作法委員所属です!」
「からくり?」
兵太夫「色んな罠や仕掛けを作ったりすることのことだよ!」
「へぇ〜」
兵太夫「今度見せてあげるね」
「う、うん」
そのからくりで僕は殺されそうで怖い…←
二郭「じゃあ、次は僕だね二郭 伊助(にのくるわ いすけ)っていいます
所属は火薬委員会!僕の所の先輩とても優しいんだ、興味があったらぜひ来てね」
三次郎「あぁ〜伊助ずるい!さりげなく勧誘するなんて」
伊助「だって僕のところ4人しかいないんだもん!人手不足なんだよ?!ねぇ、土井先生」
土井「ま、まぁな‥‥」
三次郎「僕たちのところだって先輩が少ないから大変なんだよ?
あ、僕は夢前三次郎!生物委員会所属してるよ?生き物とかすき?」
「‥‥え?うぅ〜ん…どうだろう、あんまり関わったことが無かったから」
三次郎「可愛い生き物もいるよ?ぜひ来てね!」
きり丸「生物委員の動物って殆ど毒を持っている生き物が多いから〜」
三次郎「きり丸!」
「‥‥え、‥‥どく?!」
顔を青くさせながら僕は想像した‥‥生物委員に入ったら毒で僕は殺され‥‥
虎若「僕は佐武 虎若です火縄銃が大好きです 所属は生物委員です
大丈夫毒って言ってもぼくたちだって平気なんだから!
先輩の言うことを守っていれば安全だよ?」
三次郎「だよね?!虎若!」
虎若「うん!」
「‥‥ぁ、‥‥ぅんそうなんだね」
喜三太「ぼくは山村喜三太でぇ〜す、しんべヱと同じ用具委員してまぁ〜す
なめくじさんはすきですか?」
「‥‥な、なめくじ?」
喜三太「うん、僕はなめくじがだぁ〜いすきなの!」
ニコニコしながらナメクジが入るツボをみせてくる
「‥‥ぼ、ぼく‥‥みるだけなら好きかな‥‥苦笑)」
喜三太「よかったねぇ〜なめさんたちぃ〜」
しんべヱ「じゃあ、改めて僕だね福富しんべヱです
改めてあの時は助けてくれてありがとう!僕は昨日もいったけど用具委員に所属してるよ」
「あぁ、‥‥うん‥‥どういたしまして‥‥」
きり丸「俺は摂津きり丸!図書委員だ改めて俺からもあの時助けてくれてありがとうな!」
「きり丸君だね‥‥どういたしまして」
乱太郎「最後が私、猪名寺乱太郎です!所属は知っての通り保険委員会です
怪我したら無理しないで保健委員にきてね?」
土井「さて、それぞれの自己紹介がおわったところで‥‥庄左エ門「土井先生」なんだ?庄左エ門‥‥」
庄左エ門「雪奈ちゃんは‥‥委員会どうするんですか?」
土井「それを今説明しようとしていたんだ‥‥呆)
雪奈は明日から保険委員をはじめとする委員会を1日体験することになった
その後に何に入るかを決めてもらおうと思う。わかったな?お前たち」
「「「「はぁ〜い」」」」
こうして‥‥自己紹介Timeは終わったのです‥‥
相変わらずどこかしらで視線を感じるのは‥‥黙っておこう‥‥
恐らく僕が変なことをしないか監視しているのだろうから‥‥。