僕とあれと彼女6
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なまえといえば抱きかかえて歩いていると初めのうちは抵抗をみせたが、降ろす気がないのがわかったのか今は大人しくしている。
しかしその瞳だけは忙しなく動き、屋敷の中を必死に探っているようだ。
そのまま廊下を進み、自室として使用している部屋に入るとなまえをベットへ降ろす。スプリングが弾みなまえの身体もわずかに跳ねた。
驚いたように目を白黒させていたが、ゆっくりと膝をつきなまえの上に覆い被さり口付けようと顔を寄せると、また表情を険しくさせて触れる前に彼女の手に阻まれた。
『…止めてください』
「何故?」
『話を、しに来たんです』
「そうですよ、ベットの上でね」
『いやっ…!』
遮っていたなまえの手に軽く口付けて頭上で組み敷く。簡単に捕らえられて悔しそうに睨むなまえに、こんなにコロコロ表情を変える彼女は珍しいと思う。
いつだって彼女は僕の前では暗く影を落としていたから。
「どうして嫌がるんです?」
『なに、言ってるんですか』
顔を真っ赤にして声を荒げている。今日は本当に色んな表情をしたなまえがみれる。
「だって僕達は夫婦でしょう?何もおかしい事をしていませんよ」
『おかしいですっ、骸さんは、おかしい…』
その言葉に、ぷつりと僕の中で何かが切れた。
*
「っは、僕がおかしい?」
『んぅ…ん、ん…』
「じゃあ、おかしい僕にこんな事をされて悦んでる君は一体何なんでしょうねぇ?」
溶かされたようにぐったりと身体を投げ出しているなまえに追い討ちを掛けるようにぐるりと指で中を掻き回すと、物足りなくなったのか足を擦り寄せている。全く可愛らしい。
『…や、むくろさ……』
しかし潤ませた瞳でやんわりと拒絶される。
「君の身体は全然嫌がってるようには見えませんが?」
『…っんぅ、』
「ほら?」
主張をしてきた突起を指の腹で潰すと甘ったるい声が漏れる。
『…はっ、あっ、』
ドロドロに溢れだしてきたそこに堅くなったものを擦り付けた。すると思い出したかのように抵抗を始める。
『やだ、だめ……だめ、です…!』
なまえの言葉など無視してゆっくりと深く深く奥まで鎮めていくと小さく声をあげて諦めたのか大人しくなった。
それからは従順に小さな身体を震わせながら必死に枕を握りしめているなまえ。
『…やぁ、っん…』
「嫌じゃないでしょう」
最奥まで突くと一際大きく仰け反り啼く。
『ひゃあ……も、やだ、あっ…』
ガクガク揺さぶると聞こえてくるのは嬌声ばかり。
「なまえ…今までどこに居たんですか?」
『や、』
「みんなに心配かけて…悪い子ですね」
『やぁ…、…ふぁ…』
「なまえ…」
『っぁあああああ…!!!』
達したのか身体から力が抜けた。
「まだですよ」
ぐっと腰を掴み再び揺さぶるとカッと見開かれた瞳。
『な、んで…、』
どうして?と泣きながら呟く彼女を見下ろす。そんなのこっちが聞きたい。
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