「ただい…」
『おおっと足が滑ったー』
とりゃあという掛け声と共に骸さんの鳩尾に飛びかかる。
「ぐふぅ」
『きゃ、骸さん大丈夫ですか?』
「きゃ、じゃないでしょう。きゃ、じゃ…今思いっきり掛け声かけてましたよね。ぶつかる気まんまんでしたよね」
『すみません私ったらドジッ子なんでテヘ』
「止めなさい、激しく殺意を覚えます」
『ぶぅ』
「どんなに可愛こぶっても貴方じゃ無理ですよ、というよりさっさと上から退きなさい。邪魔です」
そう私は今愛する骸さんに跨がっている。
じっと見つめてくる瞳にきゅうんっと胸が締め付けられる。
『えー(ぷちぷちぷち)』
「ちょ、何ボタン外してるんですか、止めなさい」
『んースイッチ入っちゃったから無理です』
「そんなスイッチへし折ってしまえ。それに大体ここを何処だと思ってるんですか」
『玄関です』
「分かってるなら、さっさと退きなさいばか!」
『えー』
「ちょっ、どこ触ってるんですか」
『女の子にそんな事言わせるなんて……骸さんのエッチ!』
だったらそんな事をしないでください!と怒鳴る骸さんも素敵なんだけどやっぱり女の子としてはこうゆう時は雰囲気を大事にしてほしいよね。(玄関で押し倒したのはご愛嬌だよ)
ガチャ
「あ」
「あ」
『お帰り、ツナさん!』
「………(かぁ)ごめん!」
私と骸さんを交互に見たあと瞬時に顔を真っ赤にして再び玄関を閉めたツナさん。さすがボスだよね、空気読むのがうまいよ!
「ちょっとボンゴレ!見たんなら助けなさい!痴女に襲われてるんです、待ってください行かないで!」
もう骸さんったら照れ屋さんなんだから。今夜はこのまま寝かせな…(ガッ!)
突如頭に衝撃が走った。意識を手放す間際に聞いたのは「群れるな、咬み殺す!」という雲雀さんの声だった。
(雲雀君、今まで君に会えた中で一番嬉しかったです。ありがとうございます)(気持ち悪い、近寄らないでよ)