『んっ…っ、』
幾度となく僕の吐き出したものが収まりきれず溢れだしなまえの太ももを伝う。それでも尚、貪欲に求めようと誘い込むように腰をくねらせている。外気の熱気も相まっていつもより汗ばむ肌にシャツが張りついて煩わしい。
どうしてこんなことに…なんて考えるのは既に放棄した。
*
いつものように夕飯の仕度をしていると、突然ドンと地を這うような大きな音が響いた。何事かと思い外の様子を伺うと夜空一面に輝く大きな花火が打ち上げられていた。
『そっか、今日花火大会だったから』
折角だからと夏の風物詩を楽しもうと揃ってベランダに出た。むわりと立ちこめる生暖かい空気が頬を撫でる。
初めのうちはビールを持ってふたりで黙々と見ていた。時折ツマミを要求する彼女に簡単な物を作って持っていくとやれ塩味がたりないとか揚げ物が食べたいだとか文句を言いつつもぺろりと平らげてしまうなまえに呆れながら要望通り運んでいく。
言っときますけど断じてこれはパシリなんかじゃない。拗ねられると後で大変だから仕方なくやっているだけなんですからね。
暫くしてアルコールにあまり強くないのかふらつく彼女の手からビールの缶がするりと滑り落ちた。
重力の法則に従って落下した缶は軽やかな音を立ててベランダの床をころころと転がっていく。あーあ、なんてぼやきながら転がり続ける缶を拾う訳でもなく眺めている。
「酔ってるんですか?」
『まさか!?このくらいで私が酔うわけないでしょ!!』
否定の声に反して目はとろんと潤んでいる。
「完全に出来上がってるじゃないですか」
呆れながらふらついている なまえを支えていると不意につ、と首筋を舐められた。
『んじゃ、試してみる?』
誘うように笑みを深くしてベルトを緩めようと伸ばされた手を慌てて制す。
「こんなところで何考えてるんですか!ダメです。隣の部屋の人に聞かれたら…」
『興奮しちゃう?』
「そんなわけっ…っ、!」
ますます楽しそうに『そっか興奮しちゃうんだ。骸ってばやらしー』と笑いながら取り出した僕の息子をくわえた。
いやだからこんなところで盛らないでください。
*
『や、もう、むりっ…』
途切れ途切れに聞こえてくる声に、僕も何度目かの絶頂を感じてなまえの中に吐き出そうと腰を打ちつけるスピードをあげようとした時だった。不意にカクンと彼女の身体から力が抜けた。
「え、あの…嘘でしょう」
それからいくら呼びかけてもなまえが目を覚ますことはなかった。
翌朝
『何これ。身体いたーい』
「知りません」
『なんで怒ってんの?』
「自分の胸に手を当ててよく考えてみたらいい」
首を傾げながら言われた通りに胸に手を当てて考え始めた なまえ。
ちょっとおバカだけど可愛いじゃないですか。なんて思ってなまえを見ているとはっとした顔をして僕を見る。
『やだ、前より少しおっきくなってる!』
嬉しそうにはしゃぐなまえにがくりと項垂れた。
お題:まぞ様