09


カルマは校舎の外で、少し苛立った様子でテストの答案用紙をくしゃりと握りつぶしていた。
カルマの総合順位は、13位。得意の数学も10位で、前回より大幅に下がった結果となった。

そこへ、殺せんせーがやってきた。

「流石にA組は強い。5教科総合は6位まで独占」

「……」

「当然の結果です。A組の皆も負けず劣らず勉強した。テストの難易度も上がっていた。怠け者がついていけるわけがない」

「……何が言いたいの?」

「恥ずかしいですねぇ〜。余裕で勝つ俺カッコいいとか思ってたでしょ」

「……っ!」

殺せんせーは、カルマを煽るようにニヤリとした笑みを浮かべる。

「カルマ君、一瀬さんと恋人同士になれて浮かれて勉強が手につかなくなっちゃったんですか〜?」

「……うるさい」

「暗殺においても賭けにおいても、君は今回何の戦力にもなれなかった。分かりましたか? 殺るべき時に殺るべき事を殺れない者は、この教室では存在感をなくしていく」

カルマは何も言い返すことが出来ず、悔しそうに歯を噛みしめる。

「刃を研ぐのを怠った君は暗殺者じゃない。錆びた刃を自慢気に掲げたただのガキです」

そう言いながら殺せんせーは、からかうようにカルマの頭や頬を触手でつっついた。

「……チッ!」

カルマは舌打ちをすると殺せんせーの触手を振りほどき、その場を去っていった。

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