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後日。
やっぱり今まで一緒に頑張ってきた仲間の事を放っておけなくて、みんなで竹林の様子を見に行くことになった。
植え込みの中に隠れて、A組での竹林の様子を観察する。

「結構うまくやってるみたいじゃない」

「むしろ普段より愛想良くね?」

元E組だからといって邪険にされることもなく、意外と上手くA組に馴染んでいる竹林を見て、少し複雑だが安心した気持ちもあった。

このまま竹林はA組として過ごしていくのだろうと思っていたがーー。


***

後日、椚ヶ丘の創立記念日として集会が行われることになった。

その集会でステージに上がったのはまた竹林だった。

「胸騒ぎだ。竹林から殺気を感じる」

と、千葉が言った。

「何か……大事なものをメチャクチャに壊してしまいそうな」

固唾を呑んで竹林のスピーチを見守る。

「僕の、やりたい事を聞いて下さい」

「僕のいたE組は弱い人達の集まりです。学力という強さが無かったために本校者の皆さんから差別的待遇を受けています。でも僕は、そんなE組がメイド喫茶の次ぐらいに心地いいです」

「「!!!?」」

「僕は嘘をついていました。強くなりたくて、認められたくて。でもE組の中で役立たずの上裏切った僕を、クラスメイト達は何度も様子を見に来てくれた。家族や皆さんが認めなかった僕のことを、E組の皆は同じ目線で接してくれた」

学秀がスピーチを止めようとしたが、一歩遅かった。
竹林は『浅野學峯』という名が刻まれた盾を掲げ、全校生徒の前で思いっきり破壊した。

「前例から合理的に考えれば、E組行きですね。僕も」

竹林は何かが吹っ切れたような清々しい表情をしていた。
本校舎の生徒達は竹林の行動に圧倒され、言葉を失っていた。

紗良は近くにいるクラスメイト達と顔を見合わせ、笑顔になった。
これからもきっとE組は誰も欠けること無く続いていく。紗良はそう思った。


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