「なんだ、子供置いて来たのか?」
1人でやってきた私を不思議そうに見たその人はそう言った。
「サツキは任務、イチカはアカデミーの合宿、オリテはサラダちゃん家でお泊り。」
「両親だけ暇ってことか。」
髪が伸びたけど、ふっと笑う姿はやっぱり格好いいなと思ってしまう。
「私、男の人の長髪って抵抗あったけど、」
「そうかよ。」
「サスケがするとなんか格好良いよね。ムカつく。」
最後の余計だろ、と言って後ろから抱え込まれる。
「会いたかった。」
「俺も。」
子供達が居ないのに会っているのは変な感じだった。
「あの子達いないと静かだね。」
首元に唇を落としてくるその人に話しかける。
「気遣えるようになったんだろ。」
「ちょっと、ちゃんとあの子達の修行も見てよ?」
「ん。充電させてくれたらな。」
チュッチュッとリップ音が鳴り響く。だんだん見境なくなっている気がするのは気のせいだろうか。
「上に、ベッド、あるんだけど、」
「連れて行って欲しいって?しょうがねぇな。」
嬉しそうに笑ってお姫様抱っこをされる。あぁ、もう、その自信満々不敵に笑った顔、好きすぎる。赤くなる顔を隠すように憎まれ口を叩く。
「嫌なら私は別にいいよ?」
「お前、だんだんイチカに似て来たな。」
「イチカが私に似てるんだからね?」
抱えられたまま階段を上ると、子供部屋が並んでいる。
「まさか、子供達のベッドでヤろうとしてねーよな。」
「っ、んな訳ないでしょ!あっち!」
サスケを誘導しながら進ませると、4つ目の部屋がある。
「ダブルベッド?」
「いちおクイーンサイズ。」
「何だよ、そんな激しいのがいいのかよ。」
「ち、違うよ?サスケが寛げるように広めのにしてあげたのに。」
その言葉に、子供達が小さい頃からそこにあったと気付いたようだった。
「お前、ここで俺とあいつらと暮らすの、」
ぽつん、とそう言った声は消えていった。遠くを見るような申し訳ないような顔をしている。
「夢見てたよ。だから、イタチさんにもオビトさんにも使わせてないよ。」
「わざと名前言うなよ。」
「ごめん。」
そっと私をベッドに下ろして、組み敷いてくる。
「そういや、イタチはともかく、トビとはなんでヤッたんだよ。」
「え、」
「同じようにヤッてやるから言ってみろ。」
「や、それは、どうだろ、」
「は?何だよ、言えねーよーな事してたのかよ?」
写輪眼になる眼に、待って、分かったから、と慌てて言う。嫉妬しているらしい姿に内心喜ぶ。
「サスケに変化してたの。」
「っ、は?」
「私、動揺しすぎて気付かなくて。」
「で?」
「その、私を置いて里抜けしたこととか、あの、溜まってた鬱憤とかを、ぶつけて、」
「で?」
「*っ、言わなきゃだめ?」
「だめじゃねーけど、再現して貰うことにはなる。」
写輪眼怖い。
「その、押し倒して、」
「、お前が?」
かぁっと*が熱くなる。
「はい、言ったよ?もういいでしょ?」
そそくさとベッドから降りようとする手を握られる。
「俺だと思ってヤッたんだろ?本物だとどうなるか、試してみたくねーか?」
「みたくないです!これっぽっちも!」
「、そーかよ。」
そっぽを向いて不機嫌そうな顔をされる。拗ねてるらしい。
「妬いてる?」
「、まぁ。」
「サスケ、攻められるより攻める方が好きでしょ?」
「、まぁ。」
「じゃあいいじゃん。」
「?!」
「何?」
「そういうことかよ。」
絶対勘違いしているそういうことかよ、の顔だった。
「な、何?」
「いや、俺は攻められるのも好きだぜ?」
「え、何、急に」
恥ずかしくないの?嬉しそうにニヤニヤする顔を恐る恐る見遣る。
「だから、気にするな。」
ほら、ってベッドに大の字に仰向けになった姿に赤面する。
「な、何それ。てか恥ずかしくないの?」
「今は探究心が勝ってる。」
勝たせるな。
「じゃあ、その時と同じ気分にさせてやるよ。」
やだ、と言うより早く写輪眼と目が合う。不思議と沸々とあの頃の不満が蘇る。
「、会いた、かった。」
震える声にサスケの目が揺れる。
「名前、」
涙が溢れ出て、止まらない。
「悪りい、」
「謝るならなんで!」
申し訳なさそうに悲しそうに見上げてくる目にイライラしながら唇を塞ぐ。体中をピリリとした刺激が駆け巡る。
「確かに仕掛けたのは私だけど、あんな、置いて行き方、なかったでしょ?最後にヤリたかっただけ?」
自嘲するように言うと、双眼が悲しそうに揺れる。あぁ、あの時と一緒だ。
「もう決めてたんだもんね?里抜けするって。それを私に強制されたから、仕方なく思い出づくり?」
はっ、と意地悪な自分の笑い声が耳に届いた瞬間、サスケが起き上がり抱き締めてくる。
「いなくなるって分かってた癖に避妊しなかったんだ?うちは復興の為にわざとヤッたの?なーんにも考えずに雰囲気に呑まれたの?」
ボロボロ涙を流す私を強く抱き締めて、頭を優しく撫でられる。
「名前、」
「私は本当にサスケのことが好きなんだもんね?知ってたんだもんね?どうでもよかったんだ?」
どんどんどん、と胸を押すと全然なんともないくせに、ドサリと後ろに倒れ込む。
「私なんかより、あんなに憎んでたイタチさんの言葉を信じちゃうんだもんね?あんなに一緒にいたのに、なんとも思ってなかったんだ?」
倒れ込んだサスケに跨って見下して叫ぶ。背中を優しく摩られる。
「あの言葉、どういう意味?忘れるなって、いつまで縛り付けるつもりだったの?」
「名前、悪りい、」
心が痛いと表情全体で訴えるような顔をされ、堪らず唇に噛み付く。頭の中で火花が散るようなピリピリした感覚にクラクラする。もう一度優しく名前を呼んで、ゆっくりと引き剥がされる。
「何で?こういうことしたかったんじゃないの?」
そう言ってもう一回口付けて舌を強引にねじ込む。押し倒されたまま、されるがままのサスケにあの時のように服の間から突起を摘まんでやる。
「っ」
繋がった唇から息が漏れたのを聞いてもう片方にも手を伸ばして弄る。
「っは、」
弄って硬くなったそれを舐め回しカリと甘噛みしてやると腰がぴくりと動く。
「溜まってたんだ?」
「違、」
「違うの?当たってるけど。」
自分の下半身に当たっていた硬くなったそれを服の上から触る。
「っ」
良いところに触れたのか声が漏れ出たのを聞いて、はだけさせて直接触る。
「は、やめ、」
「やめていいの?」
こんなになってるけど、と言って先程声をあげた部分をもう一度撫でる。何度も何度も執拗に攻めると、さらに深い息が漏れる。
「ねぇ、どうしてほしい?」
上の突起を弄りながら、反り返るそれをゆったりと上下に摩る。
「っ」
漏れ出る透明な液体を吸うように先っぽに口付け、弱い所を舐める。
「ほら、言わなくていいの?」
口を離してゆらゆらと上下に摩り、裏筋をすーっと親指でなぞり上げる。
「っは、名前、」
「なーに?」
潤んだ目でこちらを物欲しそうに見つめる姿に口角が上がる。あの時はオビトさんだったからああなったんだと思ってたけど、サスケでもこうなるのか、と少し意外だった。もしかして幻術なんだろうか。
「言えないの?辛くない?しょうがないから自分でやってもいいよ?ほら。」
そう言って投げ出されていた右手を引っ張って上を向くそこへ導く。一層*を赤らめる姿に高揚するが、さすがにそれはサスケには無理だったようでパッと手を離される。
「ほら、動かさないと、気持ちよくなれないよ?」
それでもこんな姿想像できなくて、もう一度そこへ手を持っていって握らせ、自分の手を重ねて上下に動かしてやる。余裕の無さそうな顔に胸が高鳴る。
「ねぇ、私のこと好きだった?」
私が手を離すとパッと手を離して、上半身を起こしてくる。左手で*を撫で、寂しそうに目を合わせられた。
「言えたら入れてもいいよ。」
硬くなったままの突起を弄りながらサスケに跨る。
「ねぇ。」
そう言った瞬間強引に唇を奪われる。
「ん、」
もう頭がふわふわして何も考えられない。よかった、ちゃんとキスでときめいてる、とあの時惨めだった気持ちが今満たされていく。
「好きだったに決まってんだろ。」
そう言って唇を離して私の目を見たその両目から涙が流れていた。
「、サスケ、」
「好きだったに決まってる。好きで手元に置いて置きたくて、でも俺には力が必要で。突き放そうとして酷いことしても戻ってきてくれるのが、嬉しくて苦しくて。何でか里抜けするって決めた途端、知ってるように縋るように止められて、気持ちを止められなかった。」
「サスケ、」
「無責任だったけど、好きな女に迫られて、我慢なんてできるか。」
涙で少し声が震えていて、これがサスケの本心なんだと心が泣いた。
「忘れるなって言ったのは、手放したくなかったからだ。俺だってお前と一緒になりたかった。」
もう何度目かのキスをされる。
「っはあ」
「名前、好きだ。愛してる。」
*を涙が伝うのが分かった。私が投げかけた言葉すべてに律儀に答えてくれた姿に、あの時ぽっかり空いた心の穴が埋められていく。抱きついて、私も、というと背中を優しく摩られる。子供をあやす様に左右に揺すられて、ふふ、っと笑ってしまう。
「やっぱりサスケはされるがままじゃなかったか。」
「?何がだよ?」
んーん、と言うと湿った下着に何かを当てられる。
「もう、いいよな?」
意地悪くそういう顔に、焦る。え、泣き顔みたら萎えるもんじゃないの。
「…泣いてるのも、結構いい。」
そう言って下着の上からつーっと指でなぞられ、背中が仰け反る。
「っ!ドS!」
「なんだよ、もうリードして来んねーのか?」
下着をズラして湿った所を弄りながら意地悪く言われる。
「っはあ、乗り気じゃなかったでしょ、」
「いや?絶対敵わねーって分かってんのに攻めてくるのは、なんか、くる。」
急にオープンになったらしい。すんごい告白をされる。そしてやっぱりドSだ、こいつ。注意散漫だった私の服を捲ってブラをずらし、前触れもなく口に含まれる。
「んああ、」
「ほら、攻めねーとヤられるぜ?」
ニヤニヤと見られ、攻めなくてもヤられる癖に、とそっとゴチる。それでも手を伸ばしてさっきまで弄ってたそれに手を触れるとピクっと反応する。
「そんなこと言って、あんま余裕ないんでしょ?」
さっき見つけた弱いポイントを攻め倒す。
「っ、は、うるせ、」
余裕なさそうに言った後、胸の頂に噛み付かれて仰け反る私の腰を掴み、下着をズラして一気に奥まで突かれた。
「*っ」
突然で声さえ出なくて目の前がチカチカする。ピクピクと痙攣しながら目の前の胸に凭れ掛かる。
「どっちが良かった?」
頭の上から降ってきた声が低く響く。
「攻めんのと、攻められんの。」
ゆっくりと中で奥まで行ったり来たり動かされる。
「っひゃ、そんな、の、」
サスケの肩に手をついて少しでも逃れようと浮かせる腰を両手でがっしりと掴み、落とされる。
「んんっ、ふ、んぁ」
「なぁ?」
「はぁ、あ、サス、ケ、」
「答えろよ。」
サスケの低い声にお腹の奥がきゅうとする。その感覚に首に両腕を巻き付ける。
「っん、攻め、られ、るの、」
「だろ?」
嬉しそうに笑うと、覚えていたのか、今まで触れなかった弱い所にばかり当ててくる。ビクンと大袈裟に動いた私を獲物を見るかのように鋭い目で見て、胸に吸い付いた。
「はああ、あ、だめ、いきそ、」
「っは、俺も。」
下から突き上げられ、一気に追いやられる。
「ああああっ、」
頭が真っ白になっていく。身体の力が抜けて彼に凭れ掛かった。荒い呼吸を整える姿でさえ格好よくて、凄く近い位置でぼんやりと顔を見つめる。
「本当、好きだよな、」
そう言う彼と目が合う。
「顔。怪我したら、見向きもされなくなったりしてな。」
自嘲してそう言うのが意外でぽかんとする。
「なんだよ。」
「いや、なんか意外で。」
「は?」
「サスケの全部が好きだよ?ちゃんと。」
意外と妬きもち妬きなのは知ってたけど、自分の顔にまで嫉妬しないの、と言うと、うるせー、と返される。
「もう動けるか?」
「まだ。」
「…お前、早くしねーとまた身籠もるぞ。」
「今はピル飲んでるから大丈夫。」
そうかよ、と嬉しそうに言うと、動けないと答えたことなんか忘れたように組み敷かれる。
「ね、私、まだ無理。」
「大丈夫だ。お前は動かなくていい。」
「そ、ういう問題じゃなくて、」
10年の時を埋めるかのように少しずつ、繋がっていく。あっという間に余裕のなくなる思考で幸せを噛み締めた。