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――
『大丈夫?』
「ああ…」
ぼやーっとするグリーン。
なんとか午前中の授業が終わり、昼食の時間。
あと二時間…頑張れるだろうか。
『お昼、私は友達と食べてるんだけど…。
グリーンのこと絶対知ってるから、とりあえずフードだけでも被っておいて?』
「分かった」
ばさ、と上着のフードを被る。
多少なり顔が隠れるだろう。
なんで知られてるかなんて…気にしないで欲しいところだ。
昼食の弁当を持っていつもの場所に向かう。
「あ、乃亜さんじゃーん」
『んー』
先に着いていた友達が私に声をかける。
さん付けはあだ名みたいなものだ。
別のクラスの子なので、グリーンとは初対面。
「…誰?」
『気にしないで、ただの連れだから』
「え、男じゃね?」
『まーね……知り合いよ知り合い』
「乃亜が男と居るとか珍しすぎるわー」
「乃亜ー!!」
『あ、旦那』
「(旦那!?)」
もう一人友達が乱入。
旦那……という名の親友。
仲が良すぎてそう呼んでるだけだ。
ちなみに私は“嫁”。
旦那は私を見つけるなり飛びついてきた。
いつもの事なので軽く流す。
グリーンがそれを傍で驚きながら見ていた…気がする。
「?
誰?」
『あー………旦那、後で話があるんだけど放課後時間空いてる?』
「今日はバイトもないし、大丈夫ー」
『そっか、じゃあお願いできる?』
「オッケー」
『ありがとー。
とりあえずご飯食べよ』
ガタガタと席に座る。
その後も残りのメンバーが続々とやってきて、同じように席についた。
私はいつも5人と昼を食べている。
なんとなく雰囲気を察したグリーンは私の後ろで小さくしていた。
とても申し訳ないが、グリーン以外全員女子なので混ざるにも混ざりにくい。
椅子だけ持ってきて、売店で買ったお昼のパンを頬張っていた。
お弁当箱が足りなかったという現実の結果である。
いつも通り騒がしく昼休みが過ぎ、予鈴とともに解散する。
『ごめん翠、』
「んーん、気にすんな」
30分ほど黙りっぱなしだったグリーンに話しかけつつ、次の教室に向かう。
またグリーンにとって退屈な時間が始まる。
本当にこれで着いて来てよかったといえるのだろうか。
今後どうするかは後でグリーンに聞くとする。
「気をつけー、礼」
「「お願いしまーす」」
五時間目。
私のあまり得意じゃない英語の授業が、始まった。
異世界生活6
学校生活
(一緒にいれるのはいいんだけど、)
END.
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この辺りから文章がしんでいきます。最初からしんでたけど。
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