2
――
『とりあえずゲームの電源入れてみる』
「お、おう」
朝御飯の片づけをしてから向かったのは自分の部屋。
「Wiiの電源を入れてみる」、まずはこれからだろう。
“ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス”と書かれたディスクを入れ、起動させる。
テレビには見慣れた画面が映って、後ろでリンクがそれをドキドキしながら見ていた。
が。
『…あれ?』
「?」
「はじめる」というボタンを押した後画面が真っ暗になり、いつまで待っても起動しなかった。
コンセントは抜けていない、電源も切れていない。
フリーズだろうかとHOMEボタンを押せば正常に反応してHOME画面に戻れた。
見たことのない症状に首を傾げる。
壊れたのかと思い他のゲームを起動させてみる。が、ちゃんと起動できた。
「これだけできないのか…?」
『そうみたい……前回やったときはなんともなかったのに』
何度やり直しても画面が暗くなったまま動かない。
リンクがこちらに来たことに関係があるのだろうか。
『リンク、最後にいた場所は?』
「えっと…城下町の近く……」
『(……、)』
前回やったのは一週間前くらいだろうか。
記憶が正しければ、今リンクが言った城下町付近でセーブしてやめた。――繋がっているのか。
しかしたとえ繋がっていたところで肝心の帰る方法は分からない。
一応手がかりとして記憶には留めておくが、これ以外に何をすればいいのか正直検討もつかなかった。
back