「手紙」 - 1

(ところどころ平仮名が逆になったりひっくり返っている)
馬塚兼次様(非常にゆっくり書かれているように見える)へ
 先ほど合ったばかりで手紙を届くのは変かもしれませんが、送りたかったので読んでください。つたない日本語で書くことを許してください。やっぱり私は日本語をもう小し勉強する必要があるみたいです。手紙は言いたいことを先に言うものだと学んだので、本題から入ります。友達ができました。名前は竹中考助(非常にゆっくり書かれているように見える)くんと、福沢さざめ(非常にゆっくり書かれているように見える)さんというかたです。本当は、こんなことを言うのはだめかもしれませんが、九十九神琴(非常にゆっくり書かれているように見える)さんと、芸術家としてお話がもっとしたかったです。
 竹中くんは考古学がとても上手です。私の知らないことをたくさん知っています。岸本さんとの会話で聞いたような単語をよく聞きます。記憶力がいいでしょう。彼は女性が苦手らしく、福沢さんとは小しきょりがあります。仲良くなれそうではあいます。楽しみです。福沢さんもとても知しき量が多タいです。ふとしたしゅん間に知らないことを教えてくれてびっくりします。私も作家としてやっていくには、こういった知しきをもっと付けていくべきなのでしょう。姉のお人形さんも可変いいです。
 最近、出ぱん社にお話をしに行きました。私のお話を取り上げて、新聞に乗せてくれるみたいです。刑務所には新聞はあるんでしょうか。もし見かけたら読んでください。今度会いに行った時に感想を聞きます。絶対気に聞きに行きます。もしそうじゃなかったらいやなので、聞かせに、見せに行きます。
 いつか、あの事件を物語にします。竹中くんと、福沢さんと、いろんな人にお話を聞きに行きます。その中には兼次もいます。わからないところは想像でおぎないます。応えんしていてくれると喜しいです。また昔みたいに頭をなでてくれる日を心待ちにしています。その日をずっと待っています。次の手紙を出すときには、日本語をもっとうまくします。日本語でしゃべれるようになります。そうだ、竹中くんが目を覚ました10月11日によい日本語を聞いたんです。だから書いておこうと思います。物が届いていませんか? それは私からの送りものです。一回でいいので聞いてください。

お誕生日おめでとう。兼次。次会いに行くのは1か月後の2月6日。その日がとても待ち遠しいです。

あれきさんだー・りべら より:)

(二枚目以降直筆の小説が続く)